今京都御所では、天皇陛下御即位30年記念の特別公開がされています。3月12日から21日までの期間です。
私たちは昨日行ってきました。いままでに春・秋の一般公開には行っています。今年は平成最後の年です。天皇陛下御即位30年記念の特別公開ということで、気も引き締まります。あいにくのお天気にもかかわらず、たくさんの人が来ていました。外国からの観光客は、グッドタイミングで京都御所を見学できると喜んでおられます。京都御所の正門である建礼門も開かれているので、外から紫宸殿が見えます。
|
天皇陛下しか通れない建礼門 |
明治天皇や大正天皇、昭和天皇の即位の礼の時の写真もパネル展示されています。御車寄には素晴らしい花に飾られた花車が、見学の人たちを迎えてくれます。見事な生け花である献花には圧倒されます。見学ルートに従って進みます。大正天皇、昭和天皇の即位の礼で使用された春興殿は、老朽化のため屋根の葺替や蔀などの修復が現在行われています。
|
花車
|
|
銅屋根、金物が修復された春興殿 |
池を中心とした回遊式庭園の前に建つ御学問所には、宮廷文化を紹介するため雅楽を演奏する人形が数体おかれていました。雅な音が流れていました。池にはつがいのカルガモが優雅に泳いでいて、印象的でした。
京都御所は14世紀以来500年以上にわたり皇居であったところです。現在の建物はおおむね安政2年(1855)の再建だそうです。築地塀で囲まれた南北約450m、東西約250mの方形で、面積は約11万㎡だそうです。開かれた皇室として、国民に、外国の方にも公開される京都御所は素晴らしい異次元の世界です。天皇陛下が4月30日に御退位されることが発表されて以来、両陛下の御公務が気になっています。3月25日からは京都へ来られて、茶会が催されるそうです。4月17日からは、三重県を訪問されるそうです。伊勢神宮で陛下の退位を報告する儀式が催されるとのことです。国民とともに歩まれた両陛下に想いを寄せたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿