2018年7月24日火曜日

祇園祭後祭


 昨夜は祇園祭後祭の宵山に行ってきました。前祭の時は留守をしていたので、祇園祭2018の宵山は初めてです。17日に前祭山鉾巡行が行われ、翌日からは後祭の山鉾建てが始まりました。前祭と後祭の二つに分かれての祇園祭は、スケジュールが立て込んでいます。33基ある山鉾の内、10基が後祭です。くじなしの一番は橋弁慶山です。牛若丸と弁慶の五条橋での対決です。くじなし二番は北観音山、くじなし六番は南観音山、最後くじなし十番は大船鉾です。宵山では、新町通り、室町通りを歩きました。後祭の代表的なこの四つを見ることができました。前祭に比べると規模が小さいように思います。四条通りや烏丸通りの歩行者天国はありません。夜店も少ししか出ていません。それでも国内外からの観光客がたくさん来られていました。伝統を守り後世に伝えていくという、京都の町衆みなさんの熱意と意気込みが溢れているように感じました。




 今日24日は祇園祭後祭山鉾巡行です。前祭とは反対回りで巡行します。自宅の近くの御池通り京都市役所前に、くじ改めの本部が設けられています。京都市長、京都府知事、他に一人の計三人が幕府の役人の装束で座っておられます。そして御池通りを挟んで向かい側には、前祭の時と同様に、京都テレビ実況中継の席があります。メインキャスターの男性は、おなじみの隣人です。

放送席

橋弁慶山

北観音山

黒主山

鯉山

鈴鹿山

南観音山

役行者山

浄妙山

観音山

大舟鉾


祇園祭が身近に感じられます。祇園祭は、応仁の乱のあと33年間ありませんでした。大火があった1500年に、室町幕府の後押しを得て再興されたそうです。豪商たちの力もあり、長い歴史の中で生き続けてきました。全国の祭の原点になっていたそうです。夜には、三基の神輿が町を練り歩き八坂神社へ帰っていきます。
 
夜の還幸祭に向けて気合を入れる神輿の担ぎ手

京都の夏の大きなイベントが、もうすぐ終わろうとしています。祇園祭2018は、気温が40℃という非常事態の中での祇園祭でした。   

 

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