2018年7月19日木曜日

嬉しい偶然


 先日思いもかけない偶然の出会いを経験しました。用事で出かけた時に、寺町通りの好きな私はいつものように寺町通りを歩きました。何気なくすれ違った外国の方の顔を見て驚きました。見覚えのあるお顔です。シニアの男性です。ハットして、その前を歩いている男性を見て確信し、声をかけました。「〇〇さん!」フランス在住の娘を介して出会ったフランス人親子だったのです。二年前に初めてお会いし、京都案内をしました。父、息子、孫、三世代にわたる男性たちです。孫も二十歳を超えています。福島県出身の日本人女性と結婚されています。
以前ブログに書きましたが、毎年夏のバカンスは一ヶ月ほど日本に滞在されています。奥さんは、実家にこもり肉親との絆を深めています。その間、父、息子、孫の男性たちは、日本中を旅しています。今回は孫の彼女も加わっての、四人旅です。家族で日本へ来ていることは聞いていたのですが、詳しいことは知りませんでした。同じ時間に同じ場所、というのが、すごい確率で起こりました。時間が少しずれただけでも会えません。気分が変わって通る道を変えたなら、会うことはできません。再会を喜び、翌日にお茶と食事の約束を交わしました。
 京都の酷暑の中で、祇園祭を見たと興奮されています。京都で三日間の観光、そのあと金沢へ移動して二泊して福島へ戻るとのことでした。朝からポアロと車でホテルへ迎えに行き、京都駅前でお茶をしました。少し遅れて、孫は彼女と一緒にやって来ました。二人とも大学生です。彼女に会うのは初めてです。彼女は、高校生の時に佐賀県で一年間ホームステイをしています。きれいな日本語で話してくれました。一年間でこれほどの語学が身につくのかと驚きました。そのあと六人で昼食を食べました。お土産を買いに六角通りのお店まで行きたいという若い二人を車で案内して、京都駅へ送りました。たった4時間ほどの再会でしたが、思いがけない偶然の出会いを皆が喜び感謝しました。日本語が話せる外国人ということで、私達は日本人とおしゃべりしているような錯覚を覚えました。
おじいさんは、フランス語、ドイツ語、イタリア語、レバノン語、英語ができます。私達はほんの少しの英語だけです。英語だけでも不自由なくしゃべれたらと、いつものことながら後悔してしまいます。あっという間に楽しい時間が過ぎていきました。

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