7月10日から前祭山鉾建てが始まりました。釘を使わず美しい縄絡みで柱などを固定していきます。各山鉾町が鉾や山を組み立てます。今までに数回は見ていますが、建築家のポアロにとっては、絶大な興味と勉強です。職人さん達の見事な手さばきに感動します。長い歴史の中で伝承されてきた技です。国内外からの観光客の注目の的です。皆さん熱心に写真を撮っておられます。今回は長刀鉾と月鉾、鶏鉾の鉾建てをみました。長刀鉾は、鉾一番のくじ取らずです。威風堂々とした存在感で疾病邪気を祓います。また稚児がのることで有名です。12日~13日には、祇園囃子を奏でながら各山鉾が試し曳きを行います。17日の前祭・山鉾巡行に向けて、着々と進んでいます。
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長刀鉾の鉾建て |
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月鉾の縄がらみ |
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鶏鉾の縄がらみ |
老舗が立ち並ぶ室町通りや新町通りでは、店先に立派な家紋入りの幔幕がかかります。祇園祭のために用意されたものです。歴史と厳かさが滲み出ています。祇園祭という神事にたいしての畏敬の念が感じられます。
京都市役所の玄関ホールには、厄除けの花として知られるヒオウギが飾られています。京都では、祇園祭が行われる7月になると各山鉾町の家々や店先などに飾られるそうです。
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市役所ロビー |
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御池通歩道植え込みのヒオウギ |
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