十一月三日文化の日は、お天気にも恵まれ全国各地でいろんな催しが行われました。私のふるさと三重県松阪市では、「氏郷まつり」がありました。今年で56回目です。
松阪市には松坂城があります。私の家の東に見えるので、子供の頃からなじみあるふるさとの城です。松坂城は1585年(天正13年)に蒲生氏郷(1556~1595)が築城に取り掛かり、松阪開府の祖と言われています。蒲生氏郷は今の滋賀県蒲生郡日野町で日野城主蒲生賢秀の子に生まれました。十三歳で織田信長の居城だった岐阜城に送られ、武将になるべく教育を受けました。織田信長の娘・冬姫と結婚しましたが、転戦に次ぐ転戦で居城に落ち着く暇もありませんでした。松坂から会津若松へ、そして豊臣秀吉による朝鮮出兵のため、九州滞在中に病にかかります。会津へ戻り、そのあと療養のため京都の蒲生屋敷へ移りますが、四十歳の短い生涯を終えることとなります。
蒲生氏郷公顕彰事業として始まった氏郷まつりです。私が結婚してふるさとを離れるまでの氏郷まつりは、市長が氏郷公になり馬に乗って、家来をおともにして、メインストリートをパレードしただけでした。久しぶりの氏郷まつりは、とても盛大になっています。冬姫もいます。
武者行列には、他府県からも甲冑隊が応援参加しています。福島県会津若松市、群馬県高崎市、愛知県岡崎市、京都府長岡京市、京都市、岐阜県岐阜市・郡上市・関市、滋賀県近江八幡市などです。
催しもののステージも三ケ所に設けられ、たくさんのブースが並んでいました。ふるさとの歴史を感じ、現在、そして未来への発展を皆が願うという有意義な氏郷まつりでした。
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