2016年4月1日金曜日

京都桜情報2016(番外・桜守)

 京都市役所前に去年植えられた祇園枝垂れ桜が、小さい木ながらもかわいい花を咲かせています。円山公園にある大きな祇園枝垂桜の孫桜だそうです。桜守の佐野藤右衛門さんが植えられました。

市役所の南東角にあります







佐野藤右衛門さんの著書はたくさん出ています。桜守として有名な方です。京都・嵯峨野に広い造園の庭を持っておられます。ずいぶん前になりますが、四十年ほど前、叔母一家が嵯峨野に住んでいたので、叔母の案内でその庭を見学させてもらいました。いろいろな種類の桜が、見事な花を咲かせていました。京都の桜守といえば佐野藤右衛門さんのことで、円山公園の桜や、蹴上インクラインの桜など、また外国でも桜を育てておられます。東日本大震災の被災地を訪れて、桜を植えて、被災者の心の復興を支援し続けて五年が過ぎています。

 桜といえば日本の春、桜前線が南から北へと北上し、日本中が桜を愛でて、桜の美しさに酔いしれて、短い花の命に想いを寄せています。その美しい桜の姿の影には、佐野藤右衛門さんのような桜守の地道な努力があります。桜に対する愛情と情熱が伝わってきます。東日本大震災で被災された方々に、桜の花が笑顔を届けてくれることを願っています。

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