先日テレビで見たことに、非常に感動しました。
五歳の幼稚園男児が、大阪から三重県南伊勢町までの166キロを、一泊二日で自転車で走破したのです。その番組は、視聴者の夢や願いを実現させるために、いろいろと支援してくれるのです。五歳の男の子の夢は、自分で自転車をこいで、三重県の南伊勢町にあるおじいさんの家へ行きたいというものでした。相棒はお笑い芸人の男性です。自転車をこいで走る二人の後を、カメラマン、男の子の体をケアするスポーツトレーナー、自転車の安全をチェックする技術者が乗った車がついていきます。朝から夜の9時頃迄走ります。途中食事や休憩の時間を取りますが、わずかなものです。もちろん水分補給もします。スタートする前、男の子は「そんなんへっちゃらや」と、大口をたたいていました。しかしきつい坂道が続き、いくつもの山を越えて走るのは、大人でもきついものです。峠も越えます。夜真っ暗な山道を、ライトをたよりに走る場面では、男の子は、泣きべそをかきながらペダルをこぎます。見ている私もハラハラドキドキします。夜9時頃まで走るというのは、非常に過酷なことです。五歳の子供にとっては、普段は寝ている時間と思われます。1日目は上り坂が多く60キロぐらいで宿泊し、次の日も朝から走り続けて、夜おそくおじいさんの家へ辿り着いた時には、感動しました。スタジオの皆さんも、感動の涙です。
五歳の子供にできたことなら、大人にはできそうに思います。私は自分の歳も忘れ「私達も走ってみようか」と、ポアロ(夫)に言ってしまいました。「無理無理」との答が返ってきました。
男の子は、この二日後に六歳になったそうですが、一泊二日で166キロを走破するとはすごいことです。根性のあるこの子に絶大の称賛の言葉をおくります。おくればせながら見習いたいと思うほどです。
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