先日、西国三十三番札所の内の、二十五番と二十六番へお参りに行ってきました。私達夫婦は、結婚する前から、親の札所参りにつきあっていて、朱印帳一冊は、ほぼ満願に近いのですが、何故か二冊目にも手をつけており、二冊目がとびとびの状態だったことに気付き、行ける時にお参りしようということで行ってきました。
始めに二十六番一乗寺へお参りしました。創建は650年、兵庫県加西市にあります。深い山の中にあり、到着したのは、平日の2時頃でしたが、人影は少なく、きつい階段も多くあり、息を切らして上りました。三重塔もあり、古いお寺の重厚な造りです。山門の入口には、大きな銀杏の木がありました。樹齢400年だそうです。最近雷が落ちて、半分やられましたが、まだ生きています。黄色く色づいた葉が、まだ残っていました。
二十五番は清水寺です。創建は627年、兵庫県加東市にあります。県道から入ったところで、駐車場料金込みの拝観料を払いました。そこから山の中へ3キロほど、ずいぶん登っていきます。まるでお城へ登るような感じで、登りきると広い駐車場があり、遠くに播州平野を見下ろせます。車を降りて、又坂道を少し歩くと、本堂が見えてきます。本堂の他にいろんな建物がありますが、城壁のような立派な石垣が積まれていて、遠い昔にこんな山の中に、これほど立派な寺院を築いたことに感心させられます。その力を支える人達は、どういう人達だったのかと、想像がふくらみます。民衆から天皇まで、財力の結集です。境内の各所に、もみじや銀杏や桜の木があり、風に吹き寄せられた落ち葉が集まっていました。そこで一句詠みました。
「山深き 札所参りは 落ち葉ふみ」
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