12月に入ると、町中クリスマス商戦でにぎやかになります。この季節になると、子供達が小さかった頃を、懐かしく思い出します。毎年子供達へのクリスマスプレゼントを何にしようかと、いろいろ考えました。子供達が小学生だった頃、当時大人気だったシルバニアを作ろうと、ポアロ(夫)が言い出しました。まず始めにハウス作りです。二階建てで、階段も窓も天窓もえんとつもドアもあります。器用なポアロは、売られている商品よりも、形も色もセンス良く仕上げました。ハウスの次は家具作りです。テ-ブルやイス、ベッドにベンチ、流し台やレンジ台、食器棚、水かめ、シ-ソ-、細かい作業が続きます。この時ばかりは秘密にできず、子供達は、次から次へと仕上がっていく父親手作りのクリスマスプレゼントが、嬉しくて興味津々で見守っていました。
ハウスと家具が完成して、次に野菜作りです。さつまいもにナス、かぼちゃ、キャベツ、ブドウ、本物そっくりに仕上がっていきます。人形はいくつかもらっていたので、私は何も作らないまま、完成ということになりました。子供達の満面の喜びの笑顔が忘れられません。ポアロの器用さには、本当に驚き感心しました。
クマの家族は五人家族です。リスも二匹います。モグラも一匹います。子供達は、何年間か友達とこのシルバニアファミリーで、楽しく遊びました。子供達が遊んだ後は、我が家の宝物になりました。今もリビングに飾られています。高価なクリスマスプレゼントは、どれだけでもありますが、ぬくもりのある手作りのプレゼントは、世界に一つのものです。我が家の歴史の一コマとして、家族みんなの思い出となりました。
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