2013年12月2日月曜日

「かあこ1年生」 (13)ころちゃん


 かあこは犬が大好きでした。

かあこの絵日記です。

「きょうはよしだのたまちゃんとこへ、あそびにいきました。たまちゃんとこには、しろいおやいぬと、こいぬが二ひきいます。いっぴきのこいぬは、けがみじかくて、もう一ぴきのこいぬは、ほやほやのながいけがはえています。おもちゃのようないぬです。めは、まっくろで、まるくって、はなは、あかちゃとくろで、とってもかわいいです。わたくしは、なっとゆうなまえかしらとおもったら、おばさんが『このいぬは、ころとゆうんやは』とおっしゃいました。わたくしは、ころがほしくて、たまりません。そしてわたくしは、だいたりおろしたりして、ほんとに、やさしくしました。ゆうがたころをだいて、うちへかえりましたら、おかあさんが『はりがいるから、にひきもいらんでかやしといな』といいました」


先生の赤ペンコメント「ころがほしそうですね」でした。
 
かあこの絵日記です。 「おもいだし」

「きょうのよる、おねえちゃんが『ころちゃんは、もうまるいさんへ、いったに』といいました。わたしは、なみだが、でました。おばさんは、ころちゃんをだいじにしてくださったが、とうとういきました。せんせいは、どうおもいますか、つぎにかいてください」
 


先生の赤ペンコメント「〝ころちゃん〟よしだのころちゃんが、まるいさんとこへいってしまって、かあこちゃんはさびしいのね。かわいそうにおもっているのだね。それでもまたまるいさんでだいじにしてもらっているからあんしんしていてくださいよ。それでもかわいそうにおもいますね」でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿