2013年12月6日金曜日

「かあこ1年生」 (17)お手伝い


 かあこのお手伝い。珍しいものを先生のお家へ届けます。

かあこの絵日記です。

 「おちち」

「きょうは、ひらのせんせいとこへ、おちちを、とささんと、おきに、いきました。そしたら、かいりに、あめを、とささんと、わたしに、くださいました。おうちで、おかあさんに、そのことを、いいました」

 
 

先生の赤ペンコメント「かあこさんとこの牛のおちちをもらっていただいた。たいへんおいしかったよ」でした。

 

先生の日記 「かあこさんの牛のちち」                           

「がっこうから さむくなったので いそいで うちへ かえりました。すると五年生の子が『おとうさん おちちを たくさん もらったよ はよあたためてんか』『そうか それは よいものを もらったね どれどれ』といって みました。さっそく こんろに あたためて いただいた。まいあさ くばってくる おちちとは なんだか こくて あぢが ちがう『これは おいしい これは うまい』と 子どもたちと 大よろこびで いただいた。そうして こんなおちちが 草やぬかをたべている 牛の どこから できるのかと ふしぎに おもいました。ほんとうに しぼりたての おちちは おいしいと おもいました」

 

*当時、我が家には乳牛が二頭いました。朝早くから搾乳し、牧場でよく見る大きな缶に乳を入れて販売店へ運び、殺菌してから瓶に詰めて、各家庭へ配達しました。父と母と中学生の兄の三人で、その大仕事をしていたのを覚えています。

 

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