子供が小さかった頃、音楽の好きな私は、昔話と音楽を組み合わせたレコードを買いました。誰もが知っている昔話です。歌と音楽にのってお話が展開していきます。レコード何枚かがセットになっていて、たくさんの有名な昔話が入っていました。その中に「三匹の子ブタ」がありました。二人の子供は、歌も全部覚えて、毎日の生活の中で歌って踊って大変楽しいものとなっていました。「三つ子の魂百まで」ということわざがありますが、何でもない昔話が、二人の人間に大きな影響を与えていたのだということに気付き、我ながら驚いています。
前置きが長くなりましたが「三匹の子ブタ」に出てくるお母さんの口ぐせは「自分のことは自分でおやり」「自分の家は自分でお建て」というものでした。お母さんブタは、子供達の自立を促し、独立心を持たせようと思っていました。一つの昔話の影響だけではありませんが、いつのまにか、私はお母さんブタと同じような母親になっていたのかもしれません。二人の子供の自立心、独立心には、親が驚かされ続けています。
「自分のことは自分でおやり」
「自分のお家は自分でお建て」
お母さんブタが言っていた通りに、育っていきました。親としては、どこか取り残されたような複雑な心境です。
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