兵庫県龍野市は古い城下町です。そして古くから醤油、手延べそうめんが有名です。誰もが知っている日本の名曲「赤とんぼ」の作詞者三木露風(1889年明治22年~1964年昭和39年)が生まれた町です。故郷から遠く離れた北海道で教職についていた32歳の時、作品が生まれました。昭和2年山田耕筰の作曲により「赤とんぼ」は、童謡として世に出たのです。
まず始めに龍野城を散策しました。龍野城は、別名霞城と呼ばれています。1672年に脇坂安政が再建した平山城で、本丸御殿や多聞櫓、埋門、隅櫓が往時の姿を残しています。現在の城は、復元されたもので、敷地内に龍野市立龍野歴史文化資料館がありました。
桜や紅葉で有名な龍野公園の敷地内に建つ、国民宿舎で昼食をとりました。あいにく私が訪れたのは夏だったので、館内に飾られている春や秋の写真に見入りました。眼下に揖保川と龍野の城下町を、遠くには瀬戸の島々を、望む景色は抜群でした。国民宿舎のそばには、「赤とんぼ」の歌碑が立っていました。
帰りに老舗の和菓子屋で、おいしい和菓子をお土産に買いました。播磨の小京都と呼ばれる龍野へ来て、龍野城、龍野公園を散策し、落ち着いた町並みの中を歩いて、数時間の滞在ですが、心がほっとする安らぎを感じました。
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