先日、久しぶりに信州松本へ行ってきました。23年前、8人乗りのワンボックスカーに、私たちの親3人と家族4人の計7人で、一泊二日の旅に出ました。長野の善光寺参りをして、松本城、開智学校、安曇野を回りました。幼かった子供達や今は亡き父や母の元気だった姿が懐かしく思い出され、23年の時の流れを身にしみて感じました。
松本城の北側にある旧開智学校は、明治6年(1873)に開校され、校舎は明治9年に新築され、90年間使われていました。日本で最も古い小学校のひとつです。和風と洋風の入り混じった擬洋風建築の校舎は、明治の文明開化を象徴する代表的な建造物で、近代の学校建築として最初の重要文化財に指定されたと、ガイドブックに説明されていました。
松本から安曇野のわさび農場へ回りました。日本一の規模を誇るわさび農場は、開拓から約百年がたっています。北アルプスの雪解け水がこんこんと湧き、一面のわさび畑を潤しています。川辺には水車小屋があり、澄みきった透明の水は、ひきこまれそうです。わさび農場でそばを食べ、お土産に生そばを買い、わさびアイスを食べながら、安曇野をあとにしました。
23年前、子供達は、ささら(民族楽器のひとつ)を、おじいちゃんに買ってもらい、帰りの車の中では、みんなが元気にささらと一緒に「こきりこの歌」をうたい盛り上がりました。23年前の大勢のにぎやかな旅と違って、夫婦二人の静かな旅は、思い出が多く、大きく、少しセンチメンタルになった旅でした。
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