2020年5月11日月曜日

俄か床屋


 新型コロナウイルスと人類の戦いが続いています。たくさんの人の命が奪われ、コロナウイルスの猛威は収束する気配がありません。日本では、緊急事態宣言が5月末まで延長され、休校が続いています。感染拡大防止のため、外出自粛要請が出されていますが、少しずつ国民の気持ちも緩んできているように感じます。解除を待たずに行動を起こしています。13の特別警戒都道府県(東京都、大阪府、神奈川県、千葉県、埼玉県、兵庫県、福岡県、北海道、茨城県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府)は、特に重点的に感染拡大防止の取り組みが進められています。県境を越えての移動は、自粛要請が叫ばれています。県外ナンバーの車は、白い目で見られます。私たちも京都ナンバーで、三重にいるので、買い物も車では行きません。自転車と徒歩です。
 外出自粛が続き、床屋へも行けなくなっています。真夏日となった日に、伸びた髪に辛抱できなくなりました。二人が俄か床屋になりました。お互いに髪を切り合いました。私は大雑把に5センチほど切ってもらいました。歳とともに髪の毛も少なくなっているので、短くしてもらうだけで十分です。ポアロは違います。おしゃれです。髪の毛の量も多く、ふさふさです。京都では定期的に馴染みの床屋へ行っているので、こだわりがあります。言われる通りに切り方に気をつけて鋏を入れましたが、不器用な私の切り方には不満足のようです。器用なポアロは、子どもたちが小さい時は、ずっと家で髪の毛をカットしてくれました。子どもたちの懐かしい写真には、ポアロの器用さとセンスの良さが出ています。子どもたちから、文句は出ませんでした。コロナ禍が長引きそうで、俄か床屋も続きます。ずいぶん前に使っていた散髪道具はどこへしまいこんだ のか、捨てたのか見つかりません。そこでポアロは、バリカンをアマゾンで発注しました。私の俄か床屋の腕も上がるかもしれません。思いがけない俄か床屋で、笑いが起こっています。

0 件のコメント:

コメントを投稿