遠野支援団体代表さんから、今までの経緯のお話しがありました。娘たちとの出会い、その流れを話されました。「大震災が起こって7年7ヶ月、東北の各被災地はまだまだ復興途中です。この日のご縁パーティーでの新しい出会いも、復興への力となります。たくさんの人が、東北へ目を向け関心を持ち続けてもらうことを願います」と、話されました。
次にゲストの紹介です。婿殿は、漫画シナリオライターです。日本の漫画とは少し違う、フランスの伝統的なBD(ベーデー)というものです。そのつながりで、スペイン在住のスペイン人の漫画家と奥さんと娘さんが来てくださいました。東京在住の日本人漫画家は、奥さんと奥さんのお母さんと来てくださいました。今回のゲストの中では、83歳のお母さんが最高齢でした。東京在住のフランス人男性は、フランスリヨン大学時代からの親友です。それから娘の友人二人と、子供達です。福島からは、福島生協の男性二人が来てくださいました。福島は大震災後原発の汚染で避難したままの人が大勢います。娘たちは、子供達に支援の手を差し伸べ続けています。福島から大槌まで、車で5時間かけて来てくださいました。私達も紹介してくださいました。
手元にはご縁パーティーのプログラムが配られています。娘たちの活動記録が、写真とともに紹介されています。「東日本大震災で被害を受けた被災者支援、被災地域のボランティア活動を通じて私たちに多くの希望を与えてくれました。何事にもチャレンジする精神、他人に優しい気持ちで接すること、そしていつも笑顔を絶やさないことなど、多くのことを教えてくれました」と、書かれています。娘たちのことですが、親として身にあまる光栄です。娘たちが舞台に立ち挨拶をしました。胸にジーンときます。
ご縁パーティーは盛り上がります。乾杯をして、祝電の披露があり、祝宴は続きます。
東京在住のフランス人男性が、お祝いのスピーチを堪能な日本語で話されました。婿殿の人となりを、ユーモアを交えて話されました。
福島からの男性たちは、ボランティアをきっかけにして始まった娘たちとの人間的なつながりを話されました。
娘の友人たちも、長いお付き合いの中での娘の人となりを話してくれました。
ポアロが、昨年夏のフランスでの式やパーティーの写真をスライドで映し、説明を加えながら披露しました。
大槌の伝統的な鹿子踊りが始まりました。鹿子に扮した子供たちが、太鼓や笛に合わせて激しく踊ります。毎月2回ほど、この伝承館で練習をしているそうです。大震災の時には伝承館も避難所になっていて、その時避難していた赤ちゃんが7歳になり、今目の前で鹿子踊りを披露してくれています。子供の成長が、大震災復興と重なってきます。子供たちは、汗だくになって激しい踊りを見せてくれました。
東京在住の日本人漫画家の奥さんは、ミュージシャンです。会場に用意された電気ピアノを弾きながら、歌ってくださいました。現在も現役でライブ活動をされているそうです。小柄な体からパワーがあふれています。
娘は打掛をとった振袖姿で、電気ピアノを演奏します。「真心」をテーマとしたオリジナル曲です。静かなメロディーが胸に染み入ります。演奏する娘の足元では、紋付袴姿の婿殿がしゃがみこんでペダルを調整しています。振袖を着て草履での演奏は、少し難しいようです。ほほえましい光景でした。
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