岩手県大槌町で開かれた娘たちのご縁パーティに、遠くスペインから来て下さったスペイン人漫画家ファミリーは、京都に三泊されました。一日目は烏丸御池にあるマンガミュージアム訪問です。婿殿は、以前スタッフとして働いていた馴染みあるミュージアムです。
世界から来館された漫画家が壁に絵とサインを書かれるコーナーがあります。梯子に上り婿殿との共作の主人公の絵を描かれました。
そのあとミュージアムの地下にある膨大な資料を見せてもらいました。ミュージアムの職員方とのミーティングをして3時間ほどが過ぎ、昼食のあと家族で伏見へと出かけられました。二日目は、家族3人で奈良と大阪の観光に出かけられました。
三日目は、娘達が知られざる京都を案内しました。金閣、銀閣などの名だたる観光名所はパスして、京の台所と呼ばれる錦市場を、時間をかけてゆっくり歩き、見たり食べたりと楽しまれたようです。清水寺への参道は、人気のスポットです。寧々の道、一年坂、二年坂、三年坂には、見たいお店がたくさんあります。中でもジブリのお店は、漫画家にとっても興味あるお店です。お嬢さんは、宮崎駿作品の大ファンです。日本的なお休み処でのティ―タイムも、たいそう喜ばれたそうです。朝10時から午後7時まで、ずいぶん歩かれてお疲れになったことと思います。
私達は、7時に合流しました。祇園のお店に予約をとっていました。いろいろ考えましたが、外国から来られた客人に、京都祇園で和食を召し上がって頂こうと思ったのです。ポアロは仕事の上で祇園で食事をしたことがありますが、私は初めてのことです。興味関心好奇心で、期待が膨らみます。
予約しておいたお店は、祇園のメインストリートから少し入ったところにあるお店でした。二階の部屋に案内されました。総勢七人なので、ちょうどの広さのお部屋でした。懐石料理なので、一皿ずつ運ばれてきます。ちょうどの頃合いに運ばれてきます。仲居さんが、お料理の説明をされます。色、形、素材、盛り付けなど、和食の醍醐味です。
スペインファミリーは、興味津々です。私達は、スペイン語もフランス語も話せません。お嬢さんが英語を話されるので、私達は拙い英語で話しました。うまく言えない時は、娘たちが助け船を出してくれます。何といっても一番はコミュニケーションです。日本へ初めて来られた旅の最後は、京都です。宴はたけなわとなり、私達は用意したプレゼントを渡しました。ポアロは、漫画家さんに日本画用絵具顔彩一箱と筆を贈りました。奥さんに、和紙の折り紙を贈りました。お嬢さんには、私が買ってきたちりめん地のポーチを贈りました。赤い椿が描かれたかわいいものです。三人それぞれとても喜ばれました。
ファミリーは、スペインのバルセロナに住んでおられます。「ぜひスペインへ来て下さい」とおっしゃって、私達は「また日本へぜひ来てください」と伝えました。
明朝早く、関西空港から帰国の途につかれました。見知らぬ人との出会いがあり、ご縁を頂き絆が生まれました。楽しい思い出をたくさん作ることができて、嬉しく思っています。遠い日本へ、岩手県大槌町へ、そして京都へ、遠いところへ来て下さって本当にありがとうございました。
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