先日ポアロ(夫)の口から「走れまるこ」の言葉が飛び出しました。気の短いポアロは、器用で何事も段取りよく手際よくこなしていきます。正反対の私は、一つずつ時間をかけてやっていきます。同時にいくつものことをするのは苦手です。嫌いです。疲れます。器用な人の口癖は「まるで聖徳太子のような自分」と、鼻高々です。「走れまるこ」は、私のスピ-ドをアップさせようと出た言葉でしょう。
この言葉を聞いて、私の頭にかつての私が浮かんできました。「まるでかもしかのよう」と、友人達に言われた私は走るのが好きでした。これは生まれつきのもので、私が努力をしたわけではありません。あれから○十年が過ぎ、かもしかのような私はどこかへ行ってしまいました。しかし日常生活の中で、時間制限を受けた私は、ネズミのようにちょこまか家の中を走り回って用をこなします。私はネズミ年で、小柄な体で狭い空間の中でも平気に走り回ります。その点ポアロは、縦も横も大柄で狭い空間は苦手です。頭をぶつけたり、背中や腰をすぐ痛めます。
人の得手不得手、長所短所は、つくづく面白いものだと思います。表から見たら短所と思えても、裏から見たら長所と思えたり、表裏、前後、見る角度を変えると、いろんなことも結局はすべて悪いことだらけというのは無いように感じます。
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