テレビから懐かしい歌が聞こえてきました。童謡「しゃぼん玉」です。子供の頃には、兄や姉達と競い合ってしゃぼん玉を飛ばしました。幼い私は「しゃぼん玉」の歌を歌ってはしゃぎました。風に吹かれて空に向かって飛んでいくしゃぼん玉は、とてもかわいく子供心にも夢のようなものでした。私はしゃぼん玉遊びが大好きでした。
月日が流れ、今度は子供達としゃぼん玉を飛ばしました。家族四人でのしゃぼん玉飛ばしは、幸せの縮図のようでした。子供達は大喜び大はしゃぎで、大きなしゃぼん玉を得意気に飛ばす父親のしゃぼん玉を、追いかけて走り回りました。しゃぼん玉遊びをした日は、お風呂へ入った時も寝る時も「しゃぼん玉」の歌を歌いながらです。私が子供の頃は、石けんを水で溶いてしゃぼん玉液を作りましたが、子供達の時には市販のしゃぼん玉液を使いました。
童謡「しゃぼん玉」は、野口雨情作詞、中山晋平作曲、大正十二年発表の曲です。この歌に何度も出てくる「消えた」という言葉には、野口雨情の生後すぐに亡くなった愛しい娘を想う気持ちが込められているとのことです。そのことは今迄知りませんでした。そのことを知ってから「しゃぼん玉」を歌うと、少ししんみりしてしまいます。
子供も大人も楽しめるしゃぼん玉、ロマンを感じるしゃぼん玉、「しゃぼん玉」の歌が、過ぎ去った懐かしい時代を思い出させてくれました。
「しゃぼん玉」
しゃぼん玉 飛んだ
屋根まで 飛んだ
屋根まで 飛んで
こわれて消えた
しゃぼん玉 消えた
飛ばずに 消えた
生まれて すぐに
こわれて消えた
風 風 吹くな
しゃぼん玉 飛ばそ
0 件のコメント:
コメントを投稿