2020年4月30日木曜日

休校延長


 各自治体は、学校の休校期間を延長しました。ほとんどの学校が、5月末まで休校となりました。今から一カ月ものお休みが続きます。もし私が子育て真っ只中の母親だったら、何を考えどういう行動をとるだろうかと、思いを巡らしました。
 私の職業はピアノ教師。音楽教室も新型コロナウイルス感染拡大防止のため休業要請が出ています。そういうわけで私は休職中です。夫は会社員。在宅勤務というわけにはいかず、週に五日は出勤します。就業時間は短縮され、ベルさっさで6時には帰宅します。子どもは、中学2年生と小学5年生の娘二人です。習いものや塾もすべて休業要請の対象で、出かけることはありません。愛犬が二匹います。朝夕の散歩は、家族が交代でします。住まいは戸建て住宅で、小さいながらも庭があります。四季を通じて、いろんな草花が私たちを楽しませてくれます。小鳥も虫も飛んできます。家族四人の共通の趣味は、音楽です。楽器演奏もします。毎日一時間ほど、アンサンブルを楽しむことにしましょう。午前二時間、午後二時間は、各自の思い通り、したいことをして過ごしましょう。もちろん学習も入っています。親は口出ししません。何をどうするか何をすべきか、自分でよく考えて、計画を立てて実行してもらいましょう。昼食、夕食のあとは、家族だんらんリラックスタイムです。雑談、おしゃべりも大切です。テレビを観て、刻々と変化する国内外の情勢を知るのも大切です。お好みの娯楽番組も、少しは観ることでしょう。ここまで書いてきて、これは普通の暮らしです。今は緊急事態宣言発令の中、外出自粛、ステイホームです。どこへも遊びに出かけられません。食料の買い物も、一週間に一度ほどです。ステイホームで、したいこともたくさんあると思います。毎日の暮らしには、食事の用意、後片付け、洗濯、掃除も重要なことです。家族で協力しなければなりません。小さな子どもでも、できることはあります。手分け、分担、協力です。小さな庭の草花や、飛んでくる小鳥や虫の観察も面白いと思います。自然界に生きる多くの命を知ることも大切です。小さな子供には、絵日記を書くのも楽しいという経験をアドバイスしましょう。プラモデル、工作、大工などの物づくり、園芸でお花や野菜の植物育て、絵を描く、手芸、編み物、小間物作り、お菓子作り、お料理など、お父さんお母さんの得手の類も披露しましょう。ステイホームは、大切な時間のプレゼントです。今この瞬間を大いに楽しみましょう。世紀の大異変です。有意義に過ごしましょう。

2020年4月28日火曜日

オンライン〇〇


 新型コロナウイルスが人類を襲い、まだまだ終息の気配はありません。日本では緊急事態宣言が発令されて3週間が経ちました。学校は休みとなり、テレワーク、在宅勤務が推奨され、生活スタイルが激変しました。外出自粛、ステイホームが要請され、国民は毎日窮屈な思いで過ごしています。コロナウイルスの感染拡大を防ぐためです。しかたありません。自分の命も人の命も、社会の命を守るためです。

 最近目につく言葉があります。オンライン○○です。対面授業ができなくなった大学や、学習塾では、オンライン授業に転換しました。オンライン会議が企業や組織の中心になってきました。面白いものでは、オンラインお見合いも出現しています。

 先日フランスに住んでいる娘から「オンライン食事会」をしませんか、というメールが入りました。スカイプで映像を映しながら、両方の食事を見ながらおしゃべりに花を咲かせるというものです。面白そうです。日本とフランスは、現在7時間の差があります。日本の夕食時は、フランスの昼食時です。フランスと日本の文化、生活習慣には大きな違いを感じます。日本では、食事中は静かに食べるのが行儀が良いとされています。フランスでは、多岐にわたる話題について、おしゃべりできる人が一目おかれます。黙っているのは、能力が無いと思われます。食事に時間を費やすのも、文化です。そしてワインの国です。ワインを含めて、食事のメニューも大きな話題です。「オンライン食事会」に興味を持ちましたが、あいにく三重の家は、通信事情が悪く実現しませんでした。

 その数日後、テレビで「オンライン飲み会」についての報道を見ました。若い人たちが盛り上がっていました。面白そうでした。楽しそうでした。

2020年4月27日月曜日

小さい庭の訪問者


 三重の家の小さい庭には、いろんな訪問者がいます。春になっていろんな花が咲いているので、朝から蝶がひらひら飛んできます。黄色い蝶や紋白蝶、ちょっと珍しい小さい体の紫色の蝶も飛んできます。入れかわりたちかわりで、賑やかです。

モンシロチョウやモンキチョウが花を目当てにやってきます

今日初登場のテントウムシ

小鳥たちも飛んできます。スズメやハクセキレイ、セグロセキレイ、名前の知らない鳥も飛んできます。時には大きな体のカラスも庭を歩きます。

カワラヒワ、後ろの羽がきれいです

草の実を食べているようです

2羽で訪問です

セキレイは一年中遊びに来てくれます

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、緊急事態宣言が発令され、外出自粛となりステイホームが要請されています。一週間に一度ほど、食料を買いに出るくらいで、のんびりゆったり過ごしています。小さな庭の訪問者を眺めて、自然観察を楽しんでいます。

2020年4月24日金曜日

旬のいただきもの(竹の子)


 旬真っ只中の竹の子を頂きました。毎年届けられるふるさとの竹の子です。あくとりのための米ぬかと赤唐辛子も添えられています。思いやり溢れる届け物です。真心が染み入ります。




たくさん頂いたので、夕食は竹の子料理のオンパレードです。竹の子ご飯に、木の芽和え、わかめとかつおとの煮物です。家族は竹の子ご飯が大好きなので、数日あけて何度も作ろうと思っています。
 地方出身の人には、ふるさとがあります。ふるさとの味覚というものが、時々ふっと思い出されます。そしてそれとともにいろんな思い出がよみがえります。竹の子掘りを手伝った子ども時代を、懐かしく思い出しました。旬真っ只中の竹の子を頂いて、感謝々です。

2020年4月23日木曜日

考えさせられる歌「死んだ男の残したものは」


 1965年に発表された日本の反戦歌の一つです。ベトナム戦争のさなかにつくられた曲です。作詞谷川俊太郎、作曲武満徹です。当時、たくさんの若者たちに歌われました。戦後75年が経った今、日本は平和な国になりました。しかし世界では、まだ戦争というものが消えてはいません。新型コロナウイルスの猛威が世界を襲い、人間の死が身近な存在となっています。

「死んだ男の残したものは」

   死んだ男の残したものは
   ひとりの妻とひとりの子ども
   他には何も残さなかった
   墓石ひとつ残さなかった

   死んだ女の残したものは
   しおれた花とひとりの子ども
   他には何も残さなかった
   着もの一枚残さなかった

戦争によって死んでいった人たち、男、女、子ども、兵士、かれら、歴史と歌は続きます。

一人の人間の死は、何を残していくのでしょう。考えさせられます。コロナウイルスにより死に至るというものは、戦争ではありませんが人の終焉です。何も残さなかったというのも、一つの美学です。音楽、絵画、文学などの芸術分野では、作品とともに名は永遠に残ります。一般凡人は、何を残すのでしょう。財、名誉、子孫などもあります。何も残さなかったという旅立ちに向けて、人生の後始末を頑張らねばなりません。頑張ろうと思います。

2020年4月22日水曜日

為せば成る(カンパネラおじさん)


 最近のことですが、テレビでカンパネラおじさんのことを知りました。今や有名人で、ユーチューブにも登場されています。ピアニストフジコ・ヘミングの演奏を聴いて感動し、弾きたいという一心で7年の歳月をかけて弾けるようになったそうです。職業は漁師で、楽譜は読めず、ピアノを弾いたことはなかった人です。リストのラ・カンパネラです。超絶技巧練習曲で難曲です。リストがこの曲を発表した時には、難しくて誰も弾けなかったような難曲です。素人のおじさんは、52歳から7年かけて、59歳の時に自分の夢を達成されました。世の中には、すごい人がいるものだと驚きます。
 半世紀ほど前のことですが、アメリカのピアニストアンドレ・ワッツが来日しました。私より少し年上の若い青年でした。テレビで彼の演奏を初めて聴いて、感動しました。リストのラ・カンパネラです。この曲を弾きたいという情熱で、先生にレッスンをお願いしました。楽譜を読むのも大変です。♯が5つの調で、臨時記号がたくさんあります。こんがらかって頭が変になりそうです。鐘が鳴る音を表現している部分は、2オクターブも飛んでの演奏です。小さな手を最大限に広げ、鍵盤の上を飛びまわります。楽譜を自分のものにするのも至難の業、弾きこなすのも至難の業です。途中でギブアップしそうです。弾きたいという一心で、レッスンをお願いした以上、挫折はできません。達成させるには、根性がいります。根気がいります。こつこつの努力です。曲を仕上げようという信念がいります。最後には暗譜です。こんなことを実現できた私は、今振り返っても若かった自分をよく頑張ったと褒めています。こんな積み重ねが、自分への自信へとつながりました。
 ピアニストフジコ・ヘミングは魂のピアニストと称されています。ヨーロッパで活躍されて、25年ほど前に帰国されて、脚光を浴びることとなります。その頃、テレビで彼女のことを知り、ファンになりました。彼女の人生が、演奏に滲み出ているのを感じます。
 カンパネラおじさんは、毎日7~8時間かけて、10個の音ずつ弾いて覚えていったそうです。素人のカンパネラおじさんに触発されて、私もまた弾き始めました。半世紀ほどの時を経て、まったく弾けません。もちろん暗譜などできていません。初めからの出直しです。一回弾くのに30分はかかります。若い時と違って、視力も体力も根気も落ちています。それでもまた弾けるようになりたいという想いが、頭を持ち上げています。ぼちぼち、こつこつの再チャレンジです。

2020年4月21日火曜日

小さな庭に咲く花(たんぽぽ)


 我が家の小さな庭に、今年もたんぽぽが咲きました。小さい花ですが、元気ある黄色いたんぽぽです。一輪で咲くたんぽぽや、二輪で仲良く咲くたんぽぽ、群れをなして咲くたんぽぽなど、咲き方もいろいろです。花の大きさも小さくかわいらしい花から、しっかり育った大きな花までいろいろあります。 





たんぽぽを見ると、大好きな歌を口ずさんでしまいます。どんな逆境にも負けないで逞しく咲く花「たんぽぽ」です。

                 「たんぽぽ」

     ゆきのしたの ふるさとのよる
     つめたいかぜと つちのなかで
     あおいそらを ゆめにみながら
     のはらにさいた はなだから
     どんなはなより たんぽぽの
     はなをあなたに おくりましょう
     どんなはなより たんぽぽの
     はなをあなたに おくりましょう 

 最近知ったことですが、白いたんぽぽもあります。今年になって散歩道で発見しました。たんぽぽは黄色と思い込んでいました。白いたんぽぽは、淋し気です。弱々しい感じがします。昔から日本にあったのでしょうか。見たこともない白いたんぽぽと出会って、不思議な気持ちになりました。



2020年4月20日月曜日

どんぶらこっこ流れてきたのは


 三重の家の後ろには、小さな川があります。先日どんぶらこっこどんぶらこっこと、大きな蕪が流れてきました。直径20センチほどの蕪です。3個流れてきました。少しずつ距離をおいて、我が家の裏で止まりました。何かにひっかかったようです。気になって毎日蕪を見ていたのですが、5日間ほどは動かずプカプカ浮いていました。そのあと大雨が降って、やっとのこと流れていきました。



 「昔むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが暮らしていました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に出かけました。そこへどんぶらこっこどんぶらこっこと大きな桃が流れてきました。今まで見たこともない大きな桃です。おじいさんと一緒に食べようと思い、大きな桃を大切に家へ持ち帰りました。大きな桃を割ろうとすると、中からかわいい男の子が出てきました。子供のいないおじいさんとおばあさんは、大喜びです。桃から生まれたので桃太郎と命名し、大切に育てました。成長した桃太郎は、悪事を重ねる鬼退治に鬼ヶ島へ出かけました。おともするのは、イヌ、サル、キジです。」昔ばなしに出てくるおじいさんとおばあさんの気分になり、とても面白くおかしく蕪を見て数日を過ごしました。
 桃太郎伝説は、各地にあるようです。以前暮らした岡山は本命かもしれません。岡山駅前広場には、イヌ、キジ、サルを従えた桃太郎の像が立っています。お土産で有名なキビ団子もあります。そして桃は岡山を代表する特産物です。桃太郎のモデルとなった人物を祀る吉備津彦神社があります。
 どんぶらこっこどんぶらこっこと流れてきた蕪を見て、桃太郎を思い出しました。

2020年4月17日金曜日

コロナウイルスとの戦い(2)


 新型コロナウイルスとの戦いは、日本において第二ステージに進みました。緊急事態宣言が7都府県に発令されて10日目に、対象地域は全国となりました。最初から全国を対象にした方が良いのではないかと、心配していました。7都府県の対象地域から、対象地域外への移動がどんどん増え、それとともにコロナウイルスは全国へと感染拡大の状況となりました。外出自粛の要請は、緩く中途半端だと思います。欧米のように、スパッと外出禁止にできたらと願ってしまいますが、憲法が阻んで簡単なことではないそうです。各都道府県の条例により、コロナウイルス感染拡大防止の策が出されます。人が多く集まる場は休館となり、事業者に対しては休業要請されます。経済的な補償は、国や自治体からいくらか出るはずです。社会のあらゆる分野において、死活問題が浮上することと思います。コロナウイルスの終息がいつになるのか先が見えない中、国民は我慢し辛抱し、不安を抱きながらも感染拡大防止のためにこの国難を乗り越えねばなりません。
外出自粛要請で、大人も子供も行き場がありません。家の中での楽しみを見つける必要があります。一日中ゲームをして過ごすのは、問題です。時間を決めて、楽しむようにしなければなりません。この緊急事態をチャンスと捉え、自分の楽しみは何なのか探すのも一案です。読書、音楽鑑賞、手芸、楽器演奏、歌を歌うこと、モノづくり、園芸、テレビ番組を選択して観ること、家の中の整理片づけなど、家にいながらできることはたくさんあります。いろいろ挑戦するのも、面白く楽しいことだと思います。

2020年4月16日木曜日

カモメ情報


 今年は新型コロナウイルス騒動で、長期間三重に留まっています。いつもなら一週間ほどで、三重と京都を移動するのですが、珍しいこととなっています。
 三重の家の前には二級河川があります。冬の間、たくさんのカモメが集まってきていましたが、今は少しとなりました。一斉にいなくなったと、私は勘違いしていました。数少なくなったカモメから、今まで知らなかった情報を知ることとなり驚いています。気づいたのはポアロです。白い姿のカモメしか見たことがなかった私たちです。新種のカモメかと驚き調べたところ、今まで知らなかったことがわかりました。頭に黒い帽子を被ったようなカモメは、夏に向けての衣替えのようなものです。このユリカモメは4月頃から徐々に姿が変わるそうです。
 
同じユリカモメですが頭の色が違います
 
左端は替羽途中の灰色、真ん中はかなり黒くなっています


左の真っ黒な鳥はオオバンです


長い間見慣れてきたカモメですが、知りませんでした。4月に入って、春まっただ中に三重でゆっくりしたことがなかったのかもしれません。いつも慌ただしくあちこちへ移動をしてきたからです。コロナ騒動で、時々買い物に出るくらいの暮らしです。外出自粛は続いています。季節の移り変わりの中で、自分の周りを見渡し、新しい発見をしたいと思います。

2020年4月15日水曜日

コロナウイルスとの戦い


 新型コロナウイルスの感染者が増え続けています。緊急事態宣言を発令した7都府県では、外出自粛要請をしたにも関わらず、困った類の人たちは、対象地域以外の町まで出かけ自分の楽しみを続けています。自分だけがよければという考えです。国民が一致団結しての、新型コロナウイルスとの戦いだというのにです。スポーツジムやパチンコ、カラオケなどの趣味を持った人たちは、止められない、止まらないといった感じです。コロナウイルスの感染拡大を防止するためには、外出禁止という強硬な措置が必要だと思います。要請というのは緩すぎて、コロナウイルスの怖さを甘く見ている人たちにとっては、効果が薄いようです。
 テレビの報道では、欧米の各国の行動は早く、外出禁止を早くから打ち出しました。娘が住んでいるフランスでは、外出禁止がこの先一カ月延長されました。コロナウイルスへの対応は、各国さまざまですが、何カ月か後、結果が出た時に審判が下されます。それぞれの国には長い歴史があり、政治を司る人たちと国民との関係もさまざまです。国民の真の幸せを追求する政治とは、と考えてしまいます。財源が必要となります。財源とは、国民が納めている税金です。今回の新型コロナウイルスへの対応を比べた時、終息した時点で、どの国のやり方がベストだったのかがよくわかると思います。国民のために、税金をどのように使うのかが見どころです。

2020年4月14日火曜日

思い出(東北桜旅)


 終わりが見えない新型コロナウイルスとの戦いが続いています。外出自粛の要請を受け、国民は必要最低限の外出しかしていません。こんな日々がいつまで続くのかわからない中、少しずつストレスもたまってきているように思います。
 2020年の桜もほぼ終わろうとしています。去年の今頃は、東北桜旅に出かけていました。車で一週間の旅です。村上、天童、角館、八郎潟、弘前、三沢、遠野などの見事な桜を観ることができて、感動しました。もし今年だったら行けなくなっているところでした。ラッキーだったと思います。写真を見ては思い出しています。一瞬一瞬、時は過ぎ去り、過去となりすべて思い出として、時々思い出すだけです。悲しいかなこれが人生です。先人たちの言葉「人生は短い。長いようで短い。悔いのないように生きること」心がけたいと思います。

2020年4月13日月曜日

「春の嵐」


深夜
大雨が私を叩き起こす
春の嵐に恐れ戦く

春の嵐は
私の心を壊す

春爛漫というのに

満開の桜
庭に咲く花たち

春の嵐は
美しい花々を
蹴散らしていく

深夜
暴風が私を叩き起こす
春の嵐に恐れ戦く

春の嵐は
私の心を踏みにじる

桜の花びらが
乱舞している

桜の花びらが
地面を覆い尽くす
絨毯のように

春の嵐は
愛する人を連れ去った

春の嵐は
大切な人を連れ去った

春の嵐の
大きな力

春の嵐に
負けそうな
私の心

だめ だめ だめ

春の嵐に
負けてはならぬ

春の嵐に
倒れてはならぬ

立ち上がれ
立ち上がるのだ
立ち上がろう

2020年4月10日金曜日

コロナ疎開


 新型コロナウイルスが、牙をむいて忍び寄ってきています。政府が緊急事態宣言を七都府県に出しましたが、これから対象地域は広がる気配です。先日急用で京都へ出かけました。滞在時間3時間で、日帰りです。京都も感染者が増え続けています。どこでコロナウイルスをもらうかわかりません。うろうろ外出はできません。車から見る晴天の京都の街は、コロナウイルスの恐怖を感じられません。道行く人は、マスクをつけています。今までよりは、人通りは少なくなっています。
 緊急事態宣言が発令されて三日が過ぎました。テレビではコロナ疎開について、特集をしていました。緊急事態宣言が出された地域から、出されていない地域へ移動してしばらく滞在することをコロナ疎開と説明しています。東京都から近い軽井沢では、他府県ナンバーの車が増えて、人の移動が目立っています。地元住民からは、人だけでなくコロナウイルスも持ち込まれるのではないかと心配し困惑しています。沖縄や小笠原諸島などは、「高齢者の多い地域であり、医療施設も整っておらず不足しているので、来県来島は控えてください」と言っています。私たちは、京都とふるさと三重の二ヶ所暮らしをしてきました。コロナウイルス騒動勃発してからは、全国的に観光客は激減し、他府県ナンバーの車は白い目で見られそうです。コロナ疎開ではないかと、思われそうです。確かに東京から地方へ戻った学生や、仕事で地方へ出張した人が、移動先で感染発症している例が増えてきています。行き来の往来は、自粛だけでは収まりそうにありません。
 愛知県、京都府京都市が、緊急事態宣言を出すとの情報が飛び込んできました。ふるさと三重でも、地域によっては緊急事態宣言が出されるかもしれません。「不要不急の外出は控えるように」のお達しです。買い物も最低必要限にしなければなりません。トイレットペーパーの品薄騒動は、数日前に解消されました。デマとはいえ、手に入らなければ焦ります。不安になります。マスクはまだまだ品切れが続いています。巣ごもり状態がいつまで続くのでしょう。先の見えない戦争が続きます。

2020年4月8日水曜日

夜桜とスーパームーン


 昨夜は緊急事態宣言が発令され、各テレビ局は特別番組を放送し、蜂の巣をつついた状況となりました。そんな中、空を見上げると、スーパームーンの煌々とした明るさです。丁度おじいさんの桜は満開、カメラマンポアロが素晴らしい写真を撮ってくれました。夜桜とスーパームーンという、珍しい写真です。



空を見上げて、うっとりしてしまいます。ポアロがフェイスブックに投稿すると、あちこちからスーパームーンの写真が届きました。都会に住む友人からは、高層ビルとスーパームーンの写真です。田舎に住む友人からは、山とスーパームーンの写真です。皆が、それぞれの場所で、それぞれの思いでスーパームーンを見上げています。新型コロナウイルスの恐怖や不安を、忘れてしまうひと時です。
ゴールデンウイークの最終日、5月6日までの一ヶ月、緊急事態宣言が続きます。コロナウイルスを封じ込めるかどうか、感染拡大を防げるかどうか、国民一人ひとりの行動にかかっています。あちこちで院内感染が起きています。医師や看護師の感染者も出て、医療崩壊が危惧されています。最悪の事態にならないよう、日々の暮らしに気をつけたいと思います。

2020年4月7日火曜日

 朝型夜型


 朝に強いから朝型、夜に強いから夜型といいますが、私は夜遅く寝ても朝早く目を覚まします。若い時は、休みの日などは朝ゆっくり寝ましたが、いつからか朝早く起きるようになってしまいました。現在は、まるで体内時計があるかのように朝早く目を覚まします。よく眠れる人が羨ましいと思います。健康の源は睡眠です。ぐっすり眠り、質の良い睡眠がとれるのは素晴らしいと思います。睡眠時間が長くなると、うつらうつらと夢を見て眠りが浅くなるような気がします。時間は短くても深い眠りが好きです。
八十歳前の兄は、朝4時から起き出します。夜は9時には寝てしまうそうです。勤め人だった兄ですが、シニアになってからは、野良部に精を出しています。体をよく動かすことが、良い睡眠につながるのかもしれません。私は、運動不足でもっともっと体を使わないといけないのかもしれません。頭は使っている方だと思っていますが。昔から老齢になると、眠れなくなるといわれていますが、以前傾聴ボランティアで出会った高齢女性は「夜眠れないのは、行をしているようなもの」と、言っておられました。また高齢男性は「睡眠剤を飲んでも、すぐ目が覚めてしまうから、アルコールに頼ってしまう。医師に相談しても“歳のせいです”としか言わん」と、こぼされていました。睡眠の重要さはよくわかりますが、眠れないのに布団の中で時間を過ごすのは嫌いです。何かしらの行動を起こすのが好きです。日の出とともに起き出すのは、三文の徳だと思います。新しい一日の始まりが、気を引き締めてくれます。早朝の澄んだ空気と、張り詰めている早朝の空気が大好きです。

2020年4月6日月曜日

巣ごもり


 新型コロナウイルスの猛威に世界中が脅かされています。日本ではあちこちで外出自粛要請が出されています。ニュースで知ったのですが、外出自粛の巣ごもり消費が増えているそうです。子どもも大人も楽しめるゲームもその一つです。家の中でキャンプをするような感覚のグッズもあります。面白かったのは、家の中で、お花見をしようというものです。盆栽の小さな桜を観て、お花見に行った気分を味わい楽しもうというのが目的です。京都の花屋さんが開発しました。桜は御室桜です。いろんな会社やお店が、コロナウイルスの影響を受けて死活問題にまで至っていますが、工夫、アイディアを生み出している人もいるのだと感心しました。
 私はこの巣ごもりの機会を前向きに捉えています。人生何十年の歴史にうずもれてきた身辺の片付けを始めました。あちこち飛び回っての暮らしは、人の何倍もの物がたまってしまいました。自分でも驚き呆れ返っているほどです。引っ越しのつど、整理もせずに荷物をひきずってきたつけです。時代は変わり、物をもらってくれる人はいません。まだ使える物であっても、すべてゴミと化します。もったいない精神は通用しません。もったいないと思いながら、捨てる勇気と決断がいります。一歩ずつですが、終活を実行しています。そして合い間には、我が人生のパートナーにつきあってもらいピアノに没頭します。半世紀を超えて私のそばで、見守ってきてくれた大切なパートナーです。私とともにあちこちへ旅をしてきました。喜びも悲しみも怒りもすべて知り尽くしているパートナーです。大好きな作曲家、ショパンやベートーヴェンに近づけるようで、幸せを感じています。思いもかけないコロナ騒動で、こんなひと時を過ごしています。

2020年4月3日金曜日

今年も飛来(ツバメ)


 三日ほど前からツバメの姿を見かけました。いつもより少し早いように思います。朝7時半頃から、たくさんのツバメが忙しく飛び回ります。その光景が面白いので、つい空を見上げて見入ってしまいます。朝の食事のためでしょうか、小さな体で本当にせわしなく飛び回ります。急降下、急上昇、急旋廻など、まるで曲芸のようです。 









三重の家の前の二級河川は、鳥たちにとってパラダイスです。出発に遅れたカモメの姿もあります。いろんなカモも集まっています。時々遭遇するきれいなカワセミ、じっとして観察し考えているアオサギやウなど、それぞれの特性を調べるのも面白そうです。自然界には、いろんな生き物がいます。人間だけが占有する自然界ではありません。共存共栄、共生、ともいきです。驕り高ぶることなく、謙虚な気持ちを持ち続けたいと思います。

2020年4月2日木曜日

桜満開(2020)


 三重の家の前の桜が満開となりました。二級河川の両岸、川堤にはソメイヨシノがたくさん植えられて並木道となっています。ふるさとの桜スポットの一つになっています。例年は桜見物の人たちがたくさん来られて、賑やかな声があふれています。今年は違います。散歩する人、ウオーキングのシニアの方々が、歩きながら桜を愛でているくらいです。ここ数日は、春の雨が降り続き気温も下がりました。今日は太陽が顔を出しました。雨が止むと同時に風が吹き始めました。一晩中怖いほどの暴風が吹き荒れ、風の谷のナウシカを思い起こさせました。 



 




この桜は種類が違うようです
 新型コロナウイルスの脅威におののき、外出自粛を余儀なくさせられていますが、新年度に入り、一斉休校も残り少なくなっています。東京では、五月の連休明けまで、学校再開が延期されました。ずいぶん先まで、休校となります。先の見通しも立たず、人類はコロナウイルスに負けそうです。現代において医療崩壊が起きるとは、誰が予想できたでしょうか。自分の命と人の命と社会の命を守るために、踏ん張り続けるしかありません。


2020年4月1日水曜日

連続テレビ小説「エール」


 今週からNHK連続テレビ小説「エール」が始まりました。作曲家古関裕而夫妻がモデルとなっています。1909(明治42年)福島県福島市に生まれた古関裕而は、1909(平成元年)に亡くなるまで作曲一筋の人生で、多くの名曲を残しました。国民的作曲家と呼ばれる彼の作品は、校歌、応援歌、行進曲、戦時歌謡、歌謡曲など多岐にわたっています。作曲した曲は、5千曲に及ぶそうです。作曲する時には、楽器を使わず頭の中だけで行ったそうです。子どもの時からよく耳にした「長崎の鐘」、東京オリンピックの「オリンピックマーチ」、甲子園全国高校野球の「栄冠は君に輝く」など、有名な曲がたくさんあります。優しく包容力を感じる風貌は、魅力あるジェントルマンでした。知らなかった彼の人生を、テレビを通して見ることができるのは楽しみです。