三重の家の後ろには、小さな川があります。先日どんぶらこっこどんぶらこっこと、大きな蕪が流れてきました。直径20センチほどの蕪です。3個流れてきました。少しずつ距離をおいて、我が家の裏で止まりました。何かにひっかかったようです。気になって毎日蕪を見ていたのですが、5日間ほどは動かずプカプカ浮いていました。そのあと大雨が降って、やっとのこと流れていきました。
「昔むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが暮らしていました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に出かけました。そこへどんぶらこっこどんぶらこっこと大きな桃が流れてきました。今まで見たこともない大きな桃です。おじいさんと一緒に食べようと思い、大きな桃を大切に家へ持ち帰りました。大きな桃を割ろうとすると、中からかわいい男の子が出てきました。子供のいないおじいさんとおばあさんは、大喜びです。桃から生まれたので桃太郎と命名し、大切に育てました。成長した桃太郎は、悪事を重ねる鬼退治に鬼ヶ島へ出かけました。おともするのは、イヌ、サル、キジです。」昔ばなしに出てくるおじいさんとおばあさんの気分になり、とても面白くおかしく蕪を見て数日を過ごしました。
桃太郎伝説は、各地にあるようです。以前暮らした岡山は本命かもしれません。岡山駅前広場には、イヌ、キジ、サルを従えた桃太郎の像が立っています。お土産で有名なキビ団子もあります。そして桃は岡山を代表する特産物です。桃太郎のモデルとなった人物を祀る吉備津彦神社があります。
どんぶらこっこどんぶらこっこと流れてきた蕪を見て、桃太郎を思い出しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿