2019年11月8日金曜日

ワンデイトリップ三重県志摩へ(2)


 美しい青い空、青い海を満喫し、海の幸のおもてなしをいただき、大王埼灯台をあとにしました。次の目的地は、前島(さきしま)半島です。英虞湾(あごわん)を囲むエリアです。半島の最南端は志摩町御座です。夏には海水浴の人たちがたくさん集まります。美しい御座白浜海水浴場が広がっています。季節はずれの今は、観光客の姿はありません。広い駐車場にシャワー設備が設けられています。御座を一周してから、前島半島の中心的な集落、和具へ戻りました。海女の多い地域だそうです。子供の頃、父のおともをして来たことがあります。父が戦友を訪ねたのでした。車の免許を取ったばかりの父が、娘三人を乗せて長距離ドライブに出たという遠い昔の思い出です。ポアロは、学生時代に和具座賀島へ来ています。大学の研修施設があり、一週間の合宿で大阪から来たとのことです。思い出の地を見て回りました。
 
和具のすぐ前の英虞湾に浮かぶ小さな座賀島
 

町の中心地には、メインストリートがあり商店街が続いています。田舎の漁村の賑やかだった時代を、思い起こさせてくれます。遠くに英虞湾遊覧船の姿が見えます。要所を結ぶ英虞湾定期船が和具浦港から出ていきました。途中間崎島へも寄っていきます。「今度志摩へ来た時には、定期船に乗り英虞湾を一周したい」と、娘は言いました。 
 大王埼灯台、御座、和具を回り、最後の目的地、賢島へと向かいました。2016年5月に、伊勢志摩サミットが開催された賢島です。会場となったホテルで、ランチを食べることにしました。



1951年開業の老舗ホテル、志摩観光ホテルです。ランチといっても、レストランではなく軽食の方へいきました。レストランはたくさんの人で賑わっています。ちょうどお昼どきなので、満席でした。遠くからの観光客がほとんどです。価格は驚きの立派なものです。伊勢海老や鮑の豪華なメニューです。ランチのあと、ホテル内を見学しました。伊勢志摩サミットギャラリーもあります。伊勢志摩サミットの開催を記念したギャラリーで、当日のスケジュールや食事メニューなどを写真や記念品とともに紹介されています。サミットテーブルも展示されています。各国の国旗が並び、テレビで観たあの日の光景を思い出します。
 
サミット会場をそのまま残してあります






2000坪の庭園を散策しました。サミットの時には、世界に報道された記念撮影の場所です。英虞湾の美しい景色が、眼下に広がっています。うっとりするほどの素晴らしい眺めです。伊勢志摩国立公園の存在は、三重県の誇りです。三重県人として、生まれ育ったふるさと三重を自慢したいと思います。



 帰りは、私が音楽教師として通った懐かしい道を通り五ヶ所へ向かいました。半世紀ほども前の、いろんな思い出が頭をよぎります。今回のワンデイトリップは、所要時間10時間、走行距離200キロでした。良い思い出となりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿