2019年11月19日火曜日

久しぶり大阪心斎橋


 久しぶりに大阪へ出かけました。ポアロはラグビーの観戦が目的なので、私は一人で銀ブラ転じて心ブラを楽しみました。大阪南一番の繁華街、心斎橋です。私としては、一人で行動するのは滅多に無いことなので緊張します。慣れ親しんだ大阪とはいえ、詳しい地理関係はわかりません。ポアロが簡単な地図を書いてくれました。ポアロと別れ、私は地下鉄御堂筋線の心斎橋に降り立ちました。たくさんの人の波です。あまりキョロキョロするとおのぼりさんに見られます。なにくわぬ顔で、案内表示を見ながら進みます。改札を出るとぴったりデパートの入り口でした。心斎橋にあった二つの老舗デパートですが、吸収買収され一つとなっています。最近新館がオープンし、話題を集めていました。エスカレーターで最上階10階まで上がりました。まず始めに感じたのは、今までの日本のデパートにはないゆったり感です。広々空間です。店内を歩くにも気持ちがいいほどです。たくさんの店がひしめくようなものではありません。余裕のあるレイアウトです。お客さんは、中国からの観光客がいっぱいでした。
 デパートの一階から出て、心斎橋筋を歩きます。どっち方向へ行くのか一瞬戸惑いましたが、人通りの多い方へ歩き出しました。以前とは違う光景を目にして、違和感をおぼえます。ドラッグストアの多いこと、多いこと。その数に圧倒されます。ひしめくような数のドラッグストアが並んでいます。こんな状況でも、商売は成り立っているのかと気になるほどです。歩いている観光客は、ほとんどが中国や韓国などアジアの人達です。日本語以外の言語が飛び交っています。



 大阪南の心斎橋といえば、庶民的な割安感いっぱいのものがあふれています。キョロキョロするのも面白く、ウインドウショッピングが楽しめます。今日は買い物は無しと思っていましたが、割安感につられて買ってしまいました。それも色違いの三色でです。気分も良くなり、上機嫌で歩きます。以前奈良に住んでいた頃は、娘のレッスンで毎週大阪へ通いました。心斎橋にある老舗の楽器店へもよく寄りました。心配しましたが、その店はまだ健在でした。以前からあったいくつかの和菓子店もまだありました。
 心斎橋から難波方向へと歩いているつもりでした。ちょっとおかしいと気づいたのはずいぶん歩いてからのことです。いろんなお店に気を取られ、キョロキョロするうちに、反対方向へ一駅分も歩いていたのでした。これは大変早く戻らないとと思い、商店街から出て御堂筋を南へと歩きました。大阪のメインストリート御堂筋です。大好きな御堂筋です。ヒット曲「雨の御堂筋」が思い出されます。途中からまた商店街へと戻りました。難波のデパート辺りで、ポアロと待ち合わせをしています。心斎橋筋から戎橋筋へと変わります。道頓堀川を渡ります。少し時間があったので、違う商店街へ入りました。有名ななんば花月の前を通り進みます。ふと気づくと「ここは千日前」という表示です。商店街が四方八方へ広がっています。戻らねばと思いまた違う商店街へ入り込んでしまいました。「道具筋」との表示です。どっちから来たのかわからなくなりました。さっき通った道の記憶を振り絞り、「なんば花月」の前へと戻りました。そこでポアロから電話が入り、やれやれです。心斎橋筋と交差するような商店街がたくさんあるのです。一人でうろうろするのには、難しい場所でした。この日のお出かけは6時間半、歩行数は16500歩でした。シニアにとっては強行軍でした。

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