2018年1月9日火曜日

ふるさとの山

 たくさんある山の中でも、ふるさとの山は特別な存在です。幼い時から記憶にある限り、私のそばにある山です。ふるさとの山を見て何を思うかと聞かれれば、ただ崇拝の思いでいっぱいです。その地に生きる人々、それ以上のすべてを知りつくしている偉大な山だからこそです。過去から現在、そして未来へと続いていく永遠の山です。父も母も、祖父母も、曾祖父母も、高祖父母も、すべての人を見守り続けてきた山です。結婚してふるさとを離れあちらこちらで暮らしましたが、帰省するたび山を見てはほっとしたものです。そしてふるさと離れ四半世紀ぶりに、ふるさとへ住むことになりました。京都と三重の二都暮らしですが、これから先の日々の半分はふるさとに暮らします。家から眺めるふるさとの山は格別です。家の中からも見えます。二階からはもちろんですが、一階のリビングから、台所から、八段ある階段の途中から、どこからでも見えます。
 
二階から

リビングから

台所から

駐車場から


三重の家を建てる時に、設計したポアロは、そのことをよく考え検討して完成させました。嬉しい限りです。私をいつも見守ってくれているふるさとの山は、父であり母であり愛しい存在です。

「ふるさとの山に向かいて 言うことなし ふるさとの山は ありがたきかな」石川啄木


ふるさとの山を眺めながら口ずさんでいます。

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