2018年1月24日水曜日

春を待つ畑

 三重の家の周辺は、今では住宅地ですが、私が子供の頃は田園地帯でした。時代の変化とともに農家も少なくなってしまいましたが、昔も今も変わらずに田畑をされているお家があります。その家の八十歳代と思われる女性は、野菜作りのプロです。一年を通して、四季折々の野菜を育てておられます。その畑は田の横にあり、まあまあの広さですが出荷はされていないようです。




買い物に行く途中にその畑があるので、女性が育てておられるいろんな野菜の成長がよくわかります。いろんな野菜といっても、店で売られている馴染みのものはわかりますが、名前の知らないものもあります。いつの頃からか今は何が育っているとか、そろそろ収穫の時期だとか、畑の様子が気にかかるようになりました。その女性は働き者で、畑仕事をされている姿をよく見かけます。いつぞやは畑に寝転んでおられるので、倒れられたのかと驚きましたが、様子をうかがっていると少ししてから動き出されたので、ひと休みされていただけだとわかり安心しました。その女性が畑を愛し、野菜作りに生きがいを持ち、生涯現役で畑仕事に精を出しておられる姿に感動します。オーバーな表現ですが、大地に生きるということを連想してしまいます。厳しい寒さの中でも野菜たちはすくすく育ち、春を待っています。







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