2018年1月3日水曜日

新しい年(正月飾り)

 新しい年を迎えてあちこちできれいな正月飾りが目につきます。お寺も神社もホテルもお店も個人の家も、正月飾りが新しい年の賑やかさを醸し出しています。大きな門松は、近くのホテルの玄関に立派なものが飾られています。





  実家では大きなしめ縄を玄関の上に、根つきの松を、玄関の両側に父が飾っていました。しめ縄は代々当主が手作りしたそうです。父も若かりし頃には作っていました。師走の行事の一つでした。ワラをたたき打ちながら縄を編んでいきます。子供の私は、父の見事な手さばきに見とれました。しめ縄が出来上がるまでには時間がかかり、難しそうでした。遠い日の思い出です。

 
一般的なしめ縄

ミニチュアの門松が売られているのを見ましたが、現代の住宅事情に合ったものだと感心しました。今住んでいるマンションの玄関には、小さな住まいに合わせたかわいいしめ縄を飾っています。


 田舎では床の間に大きな鏡餅を飾っておられる家も多いと思います。師走のもう一つの行事に餅つきがありました。実家では大きな鏡餅から小さな鏡餅まで、切り餅もたくさん作っていました。伊勢地方は丸餅ではなく角餅です。マンションには床の間はありません。リビングの棚にかわいいかわいい鏡餅を飾っています。時は流れ、正月飾りも時代とともに変化し、また地域によって違ったり、住まいに合った合理的なものも考案され、消費者にとって使い勝手の良いものが店には溢れています。



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