2014年10月4日土曜日

秋のお寺参り(2)

 次に三室戸寺と同じく宇治市にある黄檗山萬福寺を訪れました。日本三禅宗(臨済宗・曹洞宗・黄檗宗)の一つ黄檗宗の大本山です。中国から渡来した隠元禅師により、1661年に開創されました。建造物は、中国の明朝様式を取り入れた伽藍配置で、創建当初の姿そのままを今に伝えています。立派な総門、三門をくぐり、受付でスタンプを押して天王殿から本堂である大雄宝殿へと進みます。





天王殿には弥勒菩薩の化身とされる布袋さんが鎮座しています。




広大な敷地にはたくさんの建物が建ち、回廊で結ばれています。回廊の途中に時を知らせる開版(かいばん)があります。2mほどもある大きなものです。アップにすると愛嬌のある顔をしています。




 
インゲンマメは隠元禅師の名に由来するもので、さまざまな中国文化が日本へもたらされたとのことです。孟宗竹、スイカ、レンコンなどをもたらしたのも、隠元禅師だといわれています。境内に普茶料理のお店もありました。


  国内の仏教寺院へは数多く行っていますが、ここは全く雰囲気が違います。日本にいながら中国の大きな寺院へお参りしているような、錯覚を感じます。座禅研修も行われており、この日も一般の人が静かに座禅をされていました。



 上の二枚の写真はJRの「そうだ京都、行こう。」のポスター写真に使われている場所です。



0 件のコメント:

コメントを投稿