今回は自転車で大徳寺へ行きました。北区紫野にあります。臨済宗大徳寺派大本山の禅宗寺院です。創建は1325年です。20を超える塔頭があります。スタンプラリ-に参加しているのは、その中の三つの塔頭です。あいにく一つは都合により拝観謝絶とのことで入れませんでしたが、大仙院と高桐院はもらえました。
大仙院は、常時公開の塔頭です。長い間住職をされてこられた尾関宗園氏は著書も多く「今ここで頑張らずにいつ頑張る」
「気は長く、心は丸く、腹立てず、人は大きく、己は小さく」
など、有名な名言があります。ずいぶん前のことですが、家族で大仙院を訪れた時に、私は、尾関宗園和尚の言葉に惹かれ、書かれた書を買い、パネルにしていつも目に入るところへ置いていました。当たり前のような言葉と言ったらそれまでですが、いつも心の隅に置いて、忘れないようにしようと思ったからです。現在八十歳を過ぎておられますが、お元気とのことです。
外国人が幾人か拝観に来られていて、しきりに庭の石組など興味深そうにカメラに納めておられました。こういうところが京都観光の真髄ではないでしょうか。
次に訪問した高桐院も常時公開の塔頭です。京都での肥後細川氏の菩提寺で、細川忠興、妻ガラシャの墓があります。妻ガラシャは、明智光秀の娘です。細川忠興は、千利休の高弟で、茶の湯に造詣が深く、庭や茶室に表れています。紅葉の頃はさらに美しくなると思います。
入口から建物に至るまで何度も折れ曲がる道行空間が素晴らしいです。
樹木が生い茂り、とくに竹や苔は手入れがされて和の空間となっています。
大徳寺は広くて、散策するのも素晴らしいと思います。通り抜けるだけでも、きれいに行き届いた手入れをされているので、気持ちが清々しくなります。
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