2014年10月1日水曜日

ダイバ-ジョナルセラピ-

 以前対人援助の勉強をしていた時に出会ったものの中に、ダイバ-ジョナルセラピ-がありました。日本語で言うと気晴らし療法です。四十数年前にオ-ストラリアで始まったケアの思想と実践です。日本では、十数年ほど前に協会が設立されました。定義として「一人の人間がより楽しく意味のある生活を送るために、必要なもの(こと)を、計画的に探し、意図的に生み出していくためのあらゆる手段・手法であり、その哲学・思想である」と書かれています。

作業療法でも取り上げられているものもありますが、実践方法としては、
*園芸セラピ-
*アニマルセラピ-
*ド-ルセラピ-
*音楽セラピ-
*センサ-ル-ム(五感に心地よい刺激を体験することによって、生活に変化を生み、ストレスを癒やし、精神的安定を得るための設備をアレンジした特別な部屋。例・・・灯り、照明、色彩を工夫した部屋
などがあります。


介護・医療・福祉の分野で注目を浴びて、力を発揮しているダイバ-ジョナルセラピ-ですが、支援を必要とする人はもちろん、そうでない人も、自分が自分に取り入れることのできるセラピ-だと思います。自分の気持ちが沈んでいる時など、ちょっとした気分転換を図るのはとてもよいことです。大したことではありません。散歩に出るとか、自転車に乗って自分の住んでいる所から少し遠くへ足を伸ばすとか、日帰り旅行とか、一人でできる範囲で自分を自分でケアするのです。私は日常生活の中で、いろいろ実践しています。人が長い人生を生きて行くのには、気晴らしや気分転換は必要です。大切なことだと思います。そういう意味でもダイバ-ジョナルセラピ-は素晴らしいと思います。

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