私の好きな言葉はたくさんありますが、そのどれもが生きる姿勢につながっています。今までいくつかはブログに書いてきました。座右の銘は一つではありません。
「立つ鳥跡を濁さず」もその一つです。結婚してふるさとを離れ実家へ帰った時は、自分たちの使ったもの、シーツや枕カバーなども洗濯して元通りにしてから出ました。我ながら健気だったということを思い出します。今は旅立つ時のことを考えます。長い人生を歩いてきて背負う荷物は増え続けました。「立つ鳥跡を濁さず」を心がけてきたというのに、それが実行できるか不安を感じています。人が旅立った後、誰が跡をきれいにしてくれるのでしょう。一番身近な人、家族しかいません。一大事業です。母が旅立った時は、父が奮闘しました。父が旅立った時は、兄が頑張りました。人それぞれですが、ほとんどの人は子どもにしてもらうしかありません。長生きすればするほど、頼りにするのは子どもです。私の場合は、頼りにする娘から強い言葉が出ています。「自分のことは全部自分でやっていってね」倒れてはおれません。頑張らねば頑張らねば、と思う気持ちはやまやまなれど、どこまで実行できるか、実行するのみです。
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