先日スーパーへ食料の買い出しに行った時のことです。お昼前の時間でした。駐車場にはたくさんの車です。いつもならスーパーの二か所の入り口にいくつものカートがあるのに、一台もありません。買い物をすませて出てくるお客さんから、直接カートをもらわないといけません。そういう人がたくさんいて、カートを手にするまで結構時間がかかりました。
コロナ禍で巣籠りをするようになってからは、極力買い物に行くのを減らしています。一週間分ほどの食料の買い出しです。このスーパーでは十日に一度くらいの割で、5パーセントオフの売り出しをしています。私たちは、出来る限りその日に合わせて買い物に出かけます。二台のカートを使い、二人が手分けして店内を回ります。買い物の所要時間を短くするためです。買うものは前もってメモに書き、買い忘れのないように注意します。いつもとは違い、先日はすごい混みようでした。以前の年末とかお盆のような、お客の入りです。いくつものレジを使っていますが、それぞれに十人ほどの行列ができています。皆さんのカートには、たくさんの商品が山積みです。私たちも、二台のカートにいっぱい乗せています。店内はシニアの人たちであふれています。私たち同様、夫婦そろっての買い出しの方もたくさんおられます。皆が年金受給者です。涙ぐましい庶民の努力です。年金だけでの生活は、厳しいものです。そんな中、5パーセントオフの日を利用するのは、当然です。一万円分買って、500円の節約です。
年金受給者になるまでわからなかったことが、当事者になっていろいろと身に迫っています。病院通いも増えます。シニアのほとんどの人が、いくつもの病院へ行き、いろんな薬を飲んでいることと思います。人生百年時代に突入しましたが、人生の最終ステージがパラダイスになるのは夢の話です。みんながため息をついて暮らしているようです。「ハアー、ハアー」が聞こえてくるようです。
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