先日三重県で高齢者の悲劇が起こりました。老老介護の末の無理心中です。夫は84歳、妻は83歳でした。夫婦は二人暮らしで、夫は十年ほど前から妻の介護を続けてきました。家の中から遺書が見つかっており、無理心中を図った可能性が高いと見られています。追い詰められた高齢夫婦が選んだ無理心中は、社会が生み出した悲劇のように思います。2000年に創設された介護保険は、家族の負担を軽減し、介護を社会全体で支えることを目的としています。今回の悲劇が起こる前に、もう少し早く何とかできなかったのでしょうか。残念でなりません。100年人生の到来ですが、喜ばしいこととだと手放しで喜べません。
100歳を超えて、マスターズ陸上に参加される方もおられます。98歳の現役ピアニストもおられます。103歳でバイクを愛用されている方もおられます。104歳で食材調達のために毎日釣りをして、スーパーへ買い物に行き、足の不自由な妻のために料理をする方もおられます。超高齢者となられたスーパーおじいさんやスーパーおばあさんは、後に続く人たちにとって希望のある明るい未来像であってほしいと願います。
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