2015年9月12日土曜日

旅の思い出(4)安曇野

 いよいよ旅の三日目、最終日です。今日の目的地は、ちひろ美術館と大王わさび農場です。北アルプスを見ながら、山麓にあるしゃれた名前のサラダ街道を走ります。観光客はあまり通らない地元の道です。



まだ青いリンゴ


安曇野は、昔からたくさんの道祖神があるとの情報を得て、探しながら気をつけて走りました。道祖神は、村への悪霊の侵入を防ぎ、旅人を守るといわれる神です。気をつけて走っていると、村に一ケの割で道祖神がありました。苔むした古いものからわりと新しいものまで、一つぽつんと立っているものから寝殿造りのようなものまで、いろいろあります。その像は、親子、夫婦、男女など、いろいろあるようですが、私達が見たのは、仲睦まじく歴史を感じるような夫婦の道祖神ばかりでした。










道祖神の写真がたくさん撮れて大満足の私達は、ちひろ美術館を目指して車を走らせました。ちひろ美術館は、北安曇郡松川村にあります。ちひろさんの御両親が開拓した畑の跡だそうです。昨年はいわさきちひろ没後四十年で、記念展が開催中でした。いわさきちひろさんのほんわかした感じの、少女の絵に出会ったのは、子供達が小さい頃です。子供達が小学生の時は、毎年国語の教科書の表紙に登場していたのでなじみのある絵です。美術館の周囲には、36500㎡のちひろ公園が広がっています。豊かな自然の中に身を置き、山々を眺め、大自然を感じることができます。この日は紫色のじゅうたんのようなラベンダーが見事に咲いていて、北海道へ行った時を思い出させてくれました。ちひろ美術館をゆったり見学し、ミュージアムで記念の品を買い、旅の最後となる大王わさび農場へと向かいました。

なだらかな丘になった広い敷地です


インテリアや家具などやさしい美術館です

寝椅子がありまったりした雰囲気です

ラベンダー畑の先に北アルプスが見えます

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