寺町通を丸太町通から南へ下ると、すぐに下御霊神社があります。この地域の氏神様で今年は5月17日に宵宮、5月18日に還幸祭が執り行われ、神輿が氏子地域を巡行します。露店が100軒ほど並び、多くの人で賑わいます。
次に札所参りで賑わう西国三十三所第19番行願寺があります。西国三十三所唯一の尼寺です。通称革堂(こうどう)と呼ばれています。
次にお茶で有名な老舗の一保堂(いっぽうどう)があります。創業は1717年で、京都観光ガイドブックを手にした人達がたくさん訪れています。一休みできる茶房が人気をよんでいます。いつでしたかポアロ(夫)は、外国人に尋ねられ、一保堂の発音を「アイポッド」と言われてすぐにわからず、地図を見せられて一保堂だとわかり、案内したことがあります。笑い話のような本当の話です。最近初の海外直営店をアメリカニュ-ヨ-クにオ-プンしたとのことです。
一保堂の向かいに老舗の類に属する進々堂があります。喫茶や食事もできますが、本来パン屋さんなのでライスはありません。今は店舗が増えましたが、京都大学北門前にあるのが1号店です。いつか行ったことがありますが、学生達が常客で、店の中は青春時代を感じさせてくれる雰囲気です。奥にテラスがあります。藤棚(?)の下で、光や風を感じながらのティ-タイムは、ほのぼの空間でのひとときです。進々堂は1913年(大正2年)の創業です。創業者は学生時代内村鑑三の門下生として、聖書と近代思想を学んだクリスチャンで「パン造りを通して神と人とに奉仕する」と言って進々堂を開業したそうです。フランス語やフランス文学にも造詣の深かった彼は、本場のフランスパンに憧れ、日本人として初めてパリへパン留学したことでも知られています。
他にガイドブックにも載っている洋菓子の村上開新堂があります。1907年(明治40年)の創業で、京都最古の洋菓子専門店です。昭和初期に建てられた洋風建築の店舗は、明治・大正の面影が残っています。
寺町通には骨董屋さんも10件ほどあります。歴史を感じるおすすめのコ-スです。
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