2014年5月12日月曜日

今宮神社還幸祭


 511日に京都今宮神社の還幸祭が執り行われました。良いお天気に恵まれ、私達は自転車で出かけました。


                       
 本社から南へ少し離れた御旅所には、55日の神幸祭で運び込まれた神輿が三つおかれています。たくさんの白い法被姿の男衆が出発の用意をしていました。能舞台では巫女に扮した少女達が、奉納の舞を舞っていました。一番小さい子は五歳ぐらいでとてもかわいかったです。




 今宮神社は京都の北に位置し、西陣の守り神だと伝えられています。今宮神社はとても古く千二百年の歴史を持っています。参道にあるお茶屋はあぶり餅で有名です。お茶屋は二軒あり創業は千年前とのことです。55日に神幸祭が執り行われ、何日にも及ぶ神事が行われます。
 今宮神社楼門 

 御旅所で見学している時、隣にいた年配の女性が「私はこの学区の生まれ、育ちで、昔からずっと今宮祭を見てますが、昔はたくさんのお店が出て、期間中ずっと賑わっていたんですよ。二軒のあぶり餅屋も出てました。今はたった一日だけになりましたが」と、おっしゃっていました。今年はベビ-カステラのお店が一軒出ていただけでした。 

 私達は今年初めて還幸祭を見たのですが、三つの神輿はとても立派で長い歴史に相応しく貫禄がありました。しかし御旅所の入口の鳥居は朱色の部分が剥げ落ちていて、少し痛々しく感じました。

 還幸祭は五時間かけて、今宮神社氏子地域を練り歩きます。三つの神輿の後の一番後に、神主さんがすました顔でオ-プンスポ-ツカ-に乗って、列をしめくくっています。今迄に私が目にした祭巡行の神主さんは馬に乗っておられたので、今回はそれがとても面白く、長い時代の歴史のひとコマだと笑ってしまいました。現代では車が馬なのでしょうね。


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