先日娘がメダカを五匹買ってきました。黒メダカという名の日本固有種のメダカです。私は知らなかったのですが、メダカとはいえ安価なものからびっくりするほど高価なものまでいろいろあるそうです。田舎育ちの私は、水ぬるむ季節になるとタモを持って小川でメダカを採りました。懐かしい思い出です。
娘達が小さい頃は、狭いマンションで金魚を飼いました。名前は花子と太郎です。残念なことに十年ほどで、花子と太郎は天に昇りました。家族四人で花子と太郎の小さなお墓を作り埋葬しました。
上の娘は子供の頃から生き物が大好きで、学校ではいつも生き物係を自発的に買って出ていました。教師になった今も、生き物係を担当しています。小学校では小動物を飼っていますが、ウサギの世話も大変でした。ただエサをやるだけではありません。ウサギの異変を見つければ動物病院へつれていかねばなりません。ウサギの爪や歯も伸び放題にはしておけません。病院で切ってもらえるかもしれませんが、少しでも経費を削減しなければなりません。爪や歯を切るのも生き物係の仕事です。娘は格闘しながらしていました。娘は何匹のものウサギの生死に立ち会いました。延命治療をするか、尊厳死を選ぶか、医者は娘に決断を迫ります。生き物係の仕事は多岐にわたります。子供達と一緒に小さな生き物の世話をしながら、学校生活の中で命の大切さを教えています。
娘が買ってきた五匹のメダカに、名前をつけてほしいと頼まれた私は考えました。よ-く考えました。小さな小さなメダカも、人間と同じように、自然界この宇宙に生きる仲間です。そして決定しました。メダカの名前は「空くん、海くん、陸くん、心(こころ)ちゃん、和(なごみ)ちゃん」です。いかがでしょうか。
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