先日テレビでフランスでは3歳の時から哲学に親しんでいるという報道を見ました。驚きです。哲学者という肩書きの教授が、5~6人のグル-プの幼い子供達に、絵本を使って語りかけます。いろんな表情をした大人や子供の顔を見せて、その人はどんな表情をしているのか、なぜそんな表情になっているのか、子供達に尋ねます。
「泣いている」「怒っている」「笑っている」
「悲しいから」「機嫌が悪いから」「嬉しいから、楽しいから」
子供達は思いついたことをいろいろ口にします。
なぜ3歳という幼い頃から、哲学という一見難しい分野になじませるのでしょうか。それは人間という複雑な、外からは見えない内部の心について、幼いながらも考えるという機会を与えているように思います。
3歳の女の子に「愛って何ですか」とインタビュア-が尋ねると、女の子は笑顔で「Kissをすること」と答えました。的を得た発言に感心しました。「愛って何ですか」と尋ねられて即答できる大人も少ないのではないでしょうか。「愛」といってもいろんな「愛」があります。「人間愛、人類愛、隣人愛、兄弟愛、親子愛、夫婦愛、師弟愛、友人愛、恋人愛、動物愛」など本当にたくさんの「愛」があります。そのすべての「愛」の根底には、3歳の女の子が答えた「Kissをすること」があるのではないでしょうか。
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