2014年6月7日土曜日

エストニア 知っていますか(1)

 エストニアという国を知っていますか。私は名前は聞いたことがありましたが、国名とバルト三国の一つということと、大関「把瑠都」の出身国ということしか知りませんでした。 
 


二日前のことです。びっくりする出会いがありました。私達は夕食を和食の店へ食べに行ったのですが、隣の席へ一人の外国人男性が座りました。食事の注文をする時に英語を話されたので、てっきり英語圏の人だと思い込みました。食事が始まり、その人は器用に箸を使って食事されます。私達は一足早く食事を済ませました。その人の箸の上手な使い方に感心し、思わず声をかけてしまいました。英語圏の方だと思い込んだのはまちがいで、エストニアの人だったのです。私達の下手な英語で何とか会話ができました。
 話によると日本へ来たのは二回目で、今回は二週間の休みで来たとのことです。ヘルシンキから関空への直行便で来日されたそうです。日本が好きになり、前回は松本・高山・和歌山高野山・城之崎温泉・奈良・沖縄の竹富島を旅行されたそうです。今回は東京・大阪・京都を回られ、古いお寺や神社へも多く行っているとのことです。小さい時から高校を出るまでピアノを習っていて、音楽の道での仕事を希望し、エストニアのラジオ局で働いているそうです。
 私がピアノ教師ということ、娘がフランスでピアニストとピアノ教師をしていることなどを話すと、音楽の話で盛り上がりました。その人もクラッシック音楽が好きで、私達に「好きな作曲家は誰ですか」と尋ねてこられ「ショパン・ベ-ト-ヴェン・フォーレ・ドボルザーク」と答えました。その後「日本の作曲家の名前を書いて下さい」と紙とペンを渡されたので「山田耕作・武満徹・芥川也寸志・黛敏郎・久石譲・加古隆・坂本龍一」と思いついた人の名前を書き上げました。後で落ち着いて考えたらもっとたくさんおられるのにと悔しく思いました。「坂本龍一は知っている」とのことでした。

 その人の雰囲気に好感を持った私達は「ここからすぐのところにある私達の家へ来ませんか、お茶でも一緒にどうぞ」と誘いました。彼は少し驚きましたが、親切な日本人の夫婦と理解したようで「ありがとうございます」と言い、狭くむさ苦しい我が家へ来てくれました。

2014年6月6日金曜日

今日は何の日

 今日6月6日は亡き父の誕生日です。十年前に亡くなった父が、今日の誕生日を迎えることができたなら九十八歳です。日本が世界一の長寿国となり、長命の方がどんどん増えています。日本の男性の平均寿命が七十九歳ですので、父はそれよりは長い寿命でした。
 そしてもう一つ今日6月6日は、京都平安神宮の神苑が無料公開されました。私達は朝から出かけました。すでにたくさんの人が列をなして、ぞくぞくと神苑に入っていきます。


 平安神宮神苑は、南神苑・西神苑・中神苑・東神苑の四つからなっています。それぞれの神苑は、四季の移り変わりを見せてくれます。春の南神苑は八重紅枝垂桜、初夏の西神苑は花菖蒲・かきつばた・睡蓮、秋の中神苑は紅葉、冬の東神苑は雪の泰平閣が見事です。



 今日はちょうど見頃に咲いているたくさんの花菖蒲を見ることができました。みなさん写真をたくさん撮っておられました。花菖蒲もいろんな色があります。白・薄紫・紫・赤紫など、色とりどりで背筋をピンと伸ばしたように咲き誇っています


 花菖蒲の咲いている池には、睡蓮もちょうど見頃で、色は白・ピンク・赤紫がありました。また河骨(こうほね)という名の花も黄色の花を咲かせていて、この季節は池全体がまるで開花宣言でもしたかのように、一斉に美しい花を咲かせていました。神苑に入ったところから、私は木々や植物の名前をメモに書き始めたのですが、その種類はあまりにも多くて整理できなかったので、またいつか報告したいと思います。






 西神苑から中神苑へ進むと、池にはかきつばたが満開で、この池にも睡蓮がたくさんありました。




 次に東神苑に進むと、尚美館(貴賓館)と泰平閣(橋殿)があります。二つとも古い建物です。尚美館を眺めながら池の周りを歩いて、最後に泰平閣を渡り出口に行くようになっています。


十年ほど前の春のことですが、「平安神宮紅枝垂桜コンサ-ト」に家族で出かけました。加古隆さんのコンサ-トで、彼の作曲した曲はNHKでよく流れていて、我が家族はファンになっていました。ライトアップされた紅枝垂桜を眺めながら、加古隆さんの演奏にうっとりと聴きほれたあの時を懐かしく思い出しました。舞台はこの尚美館でした。



 次に平安神宮神苑が無料公開されるのは、9月とのことです。また出かけたいと思っています。

2014年6月5日木曜日

「なんでも帳」

私のなんでも帳は歴史が古い
なんといっても四十年
結婚して早四十年
私のそばにあるなんでも帳は四十冊

何が書かれているか興味津々
たくさんの数字の羅列
主たるは家計簿
小さな数字がたくさん並ぶ
苦労のあとがうかがえる

私のなんでも帳はとてもカラフル
赤・青・緑・黄・黒
大事なことは目立つように赤で書く
次は青で書く
ところどころに緑・黄が入る
ベ-スは黒

私のなんでも帳は日記帳
その日のできごと
家族の行動
私の心の内
世の情勢
ところせましと下手な字が並ぶ

私のなんでも帳はミステリアス
私のなんでも帳はミステリ-
読解不可能
いろんな記号が並ぶ
○△□●▲■☆★※

シャ-ロックさん謎解きできますか
ミスマ-プルはどうですか
探偵ポアロはどうですか
アガサクリスティーさん何かヒントになるものありますか

私のなんでも帳は我が家の歴史
私のなんでも帳は我が家の年表

過ぎ去った四十年を教えてくれる

2014年6月4日水曜日

「ペチペチカタカタ」

私はブログ執筆家
誰かに呼ばれたわけじゃない
自称ブログ執筆家

深夜に聞こえる
ペチペチカタカタ
不器用な私がパソコンをいじる
ブログの原稿をパソコンに打ち込む
アナログ人間の私が先進機器に挑む

家中に響く
ペチペチカタカタ
ピアノで鍛えた私の指は天下一品
力を抜いて打てばいいのに
タッチの強さはゆるまない

家人はからかう
家人は笑う
そして家人は怒る
うるさいうるさい
ペチペチカタカタ

無我夢中
一心不乱
好きなことに没頭する私
仕事ではないのに
収入を得ることはないのに

好きなことは趣味の域
誰かが読んでくれる
それは喜び
誰かが読んでくれる
それは楽しみ

そして今日も明日も続く
ペチペチカタカタ

これからは日の入りまでに終えよう
家人と仲良くするために

いい音いい音

ペチペチカタカタ

2014年6月3日火曜日

「異国の丘」

テレビに映る異国の丘
美しい空
美しい海
美しい緑
どこでもドアを開けて
とんでいきたい異国の丘へ

テレビに映る異国の丘
美しい山
美しい川
美しい町並み
人なつっこい笑顔
どこでもドアを開けて
とんでいきたいあの人のもとへ

テレビに映る日本の風景
美しい心
優しい心
くじけない心
輝く笑顔

私と同じ想いの人がいたなら
どこでもドアを開けて
とんできてほしい

握手をしよう
温かな手で
手をつなごう
大きな手で
あなたと抱擁交わそう

両手を広げて

2014年6月1日日曜日

いよいよ猛暑酷暑へ

 今日から6月です。京都ではここ数日気温が35度を超えています。熱中症で死者も出ていると知って驚いています。これからますます気温は上昇するので、自己防衛をしなければなりません。シニアライフの人間は、無理をしないで、極力外出を最小限に控え、水分の補給を忘れないで、静かにじっとしている方がよいと思います。

 そんな暑い中でも、私は英語・フランス語の会話教室へ通っています。できる限り日陰を選び、ア-ケ-ドのある商店街を歩きます。土曜・日曜は多くの観光客が、京都を訪れます。日本国内だけにとどまらず、外国の方もたくさん来ています。私が自宅を出て帰宅するまでの間に、50人ほどの外国の方と出会います。私がわかる外国語といえば、英語・フランス語・ドイツ語・中国語・韓国語ぐらいです。意味はわかりませんが、耳に聞こえてくる外国語で、どこの国の人だとわかります。京都はインタ-ナショナルの町です。日本の古い都市、長い歴史を持った都市、魅力ある都市、訪れたい町、日本といえば京都へ、というほど外国の人に人気があるのがよくわかります。語学に堪能であれば、どんなに楽しく面白いかと思ってしまいます。英会話教室で一緒になった女性は、外国人を車で観光案内する仕事をしているそうです。需要が多くて忙しいそうです。外国語の力がもっともっと身についたら、ボランティアもできるのにと、自分の力の無さを嘆いています。たくさんの人込みの中を静かに歩きながら、耳を澄ませて、聞こえてくる外国語を、ひそやかに楽しんでいる私です。

2014年5月30日金曜日

ささやかな楽しみ

 毎日の暮らしの中で、みなさんはどういうささやかな楽しみをお持ちでしょうか。
 私はテレビをあげたいと思います。気楽に時を過ごしている今の私は、家にいながら日本のあるいは世界の今を知ることができます。刻々と動いている日本・世界の情勢をテレビは伝えてくれます。1時間毎のニュ-スはいつも新鮮です。
テレビ番組は豊富です。自分の興味・関心のある番組を選べば大満足させてくれます。世界中の世界遺産を取り上げて、美しい映像と詳しい解説をしてくれるので、大変勉強になります。ある知人の方は、御夫婦で各国を回り世界遺産の地を旅しておられます。うらやましい限りですが、私にはそれを実行する気力・体力・金力があるとは思えません。自宅で好きなものを食べながら、誰にも気兼ねすることなく、心身を伸びたゴムのように伸ばし、テレビで世界一周するのが本当に楽しいのです。
 日本国内の産業遺産を取り上げている番組もあります。名前だけは知っているというものがたくさんありますが、長い歴史の中でどのように変遷して現在に至っているのかを知ることは、今を生きる現代人にとって大切なことのように思います。
 コンサ-トに出かけられなくても、日本・世界中の有名な音楽家の演奏を間近で見たり聴いたりできます。もちろん映像を通してのことなので、生演奏しかダメと思っている人にとっては、比べものにならないと思いますが。
 最近はイギリスの「シャ-ロック・ホ-ムズ」に夢中になっています。イギリスでは、舞台や映画で大人気を博した歴史に残る伝統のある作品ですが、元の原作を大切にして、21世紀の現代社会に生きるシャ-ロック・ホ-ムズを描いています。ずいぶん前のことですが、イギリスへ2度行った私は、ドラマに出てくるイギリスの風景や町並みが、とても懐かしく思われます。今イギリスでは、このドラマが大フィ-バ-しているそうです。フランスでも放送されています。土曜の深夜の放送なので、録画して観ています。テレビを観て喜んでいる私を、冷静な目で見ているもう一人の私は「なんてかわいらしい人」と言っているようです。

 世の野球・サッカーファンのお父さん達は、ビ-ルを飲みながら、自分の応援するチ-ムの得点に結びつくプレイに、手をたたいて盛り上がっていることと思いますが、この光景も庶民のささやかな楽しみの一つを表わしています。ポアロ(夫)もその内の一人です。

2014年5月29日木曜日

またまた再燃?

 私のかじり虫が再燃したようです。25年ほど前にかじったフランス語をまたかじり始めました。
 英会話とのつきあいは本当に長いものです。姉がカトリック系の高校に通っていた影響で、小学校の頃からシスターの英語教室で教えてもらいました。その後も転勤するたびにあちこちで習いました。それでも英語になじみはするものの語学力が身につくわけではありません。まったく遊びの気分です。外国人先生と楽しく面白くひとときを過ごすというものです。
 25年ほど前に何故フランス語教室に通ったかというと、家の近くに大型ショッピングセンタ-ができて、その中に文化教室がありフランス語教室生徒募集をしたのです。それを知った私は、学生時代にフランス語の授業をとった経験があり、フランス語への憧れとかじり虫の性格とがあいまって、すぐにとびつきました。しかしかじり虫は長続きしません。1年もたたずに休みに入ってしまいました。
 その時にかじった言葉は忘れていません。アンシャンテ、ボンジュ-ル、ボンソワ-ル、メルシ-、メルシ-ボク、ウイ、ノン、マダム、ムッシュ、マドモワゼル、ジュマペルマルコ、ジュスイエチュディアンテ、ジャビテアト-キョ-、アンカフェシルブプレ、ケスクセ、セコンビヤン、パ-ドン、ダコ-、ウッソンレトワレット、etc.
 今回久しぶりにフランス語教室へ行って、私は自分の覚えているフランス語を言いました。先生は驚いて、私が初心者ではないと早とちりします。私は言えるのはこれだけですと急いで訂正しました。本来はグル-プレッスンですが、他の生徒がいないのか、今のところ個人レッスンを受けています。発音は聴き取るのも言うのも難しいですが、憧れのフランス語をフランス人に教えてもらうという今の私の状況に、ルンルンの気分です。先生は在日10年以上のベテランで、日本語もできるようですが、レッスン中はフランス語の指導です。レッスンが終わって、雑談をしたくてもフランス語がしゃべれない私に、先生は「日本語でいいですよ」とおっしゃり、私はおばさんパワ-で日本語で雑談をしてしまいます。面白い光景です。関心・好奇心あふれるかじり虫は、またまた再燃しました。

 ポアロ(夫)は「おばさんのヒヨコの学校か!」と、毒舌を言っていますが、私はどこふく風と涼しい顔で遊びに行っています。

2014年5月28日水曜日

京都御苑界隈(寺町通-3)

 寺町通を丸太町通から南へ下ると、すぐに下御霊神社があります。この地域の氏神様で今年は5月17日に宵宮、5月18日に還幸祭が執り行われ、神輿が氏子地域を巡行します。露店が100軒ほど並び、多くの人で賑わいます。




 次に札所参りで賑わう西国三十三所第19番行願寺があります。西国三十三所唯一の尼寺です。通称革堂(こうどう)と呼ばれています。






 次にお茶で有名な老舗の一保堂(いっぽうどう)があります。創業は1717年で、京都観光ガイドブックを手にした人達がたくさん訪れています。一休みできる茶房が人気をよんでいます。いつでしたかポアロ(夫)は、外国人に尋ねられ、一保堂の発音を「アイポッド」と言われてすぐにわからず、地図を見せられて一保堂だとわかり、案内したことがあります。笑い話のような本当の話です。最近初の海外直営店をアメリカニュ-ヨ-クにオ-プンしたとのことです。
  


 一保堂の向かいに老舗の類に属する進々堂があります。喫茶や食事もできますが、本来パン屋さんなのでライスはありません。今は店舗が増えましたが、京都大学北門前にあるのが1号店です。いつか行ったことがありますが、学生達が常客で、店の中は青春時代を感じさせてくれる雰囲気です。奥にテラスがあります。藤棚(?)の下で、光や風を感じながらのティ-タイムは、ほのぼの空間でのひとときです。進々堂は1913年(大正2年)の創業です。創業者は学生時代内村鑑三の門下生として、聖書と近代思想を学んだクリスチャンで「パン造りを通して神と人とに奉仕する」と言って進々堂を開業したそうです。フランス語やフランス文学にも造詣の深かった彼は、本場のフランスパンに憧れ、日本人として初めてパリへパン留学したことでも知られています。 



 他にガイドブックにも載っている洋菓子の村上開新堂があります。1907年(明治40年)の創業で、京都最古の洋菓子専門店です。昭和初期に建てられた洋風建築の店舗は、明治・大正の面影が残っています。




 寺町通には骨董屋さんも10件ほどあります。歴史を感じるおすすめのコ-スです。


2014年5月24日土曜日

故郷でのサイクリング(サイクリング-8)

 素晴らしい五月晴れに誘われて、久しぶりに夫婦でサイクリングに出かけました。私の故郷は伊勢の国です。昨年は伊勢神宮の式年遷宮で地元はもちろん日本の国をあげての盛り上がりを見せました。テレビでも特別番組が放送されるなど話題はいっぱいでした。訪れた人は4000万人を突破したそうです。
 故郷でのサイクリングは、子供達が小さかった頃はよくしたものです。故郷を離れて四十年、山も川も海も、どの風景も懐かしさが胸にこみあげてきます。田園地帯では田植えが終わったばかりのかわいい苗が、風に揺れています。今の時期は麦が大きく成長し、太陽の光を浴びて輝いています。麦の美しい緑色は大好きです。私が子供の頃実家では、刈り入れた麦を製麺所へ運び、冷や麦とそうめんにしてもらっていました。ピンクや緑の色のついたのが1束の中に数本入っていて、それが何故か嬉しくて胸がワクワクしたことを思い出します。




 遠くに伊勢の海を望み、あまりの良いお天気で知多半島も見えています。田園地帯を通り抜け、山のふもとの大木の下でお弁当を食べました。昨夜の夕食の残ったものを詰めてきただけですが、自然の中に身を置いて食べることのおいしさは格別です。空の青さも素晴らしいものです。大自然への感謝の気持ちもわきあがってきます。


 食事の後は山すそを走ります。里山が続きます。そして山から海方向へと向けて走ります。途中旧街道を通りました。歴史のある家々が続きます。交通の手段が人間の足だけだった遠い昔、伊勢神宮へお参りする人達はこの街道を一生懸命歩いたのだと思うと、昔の人の偉大さがよくわかります。ポアロ(夫)が、面白いことに気づきました。街道に並ぶ家々の玄関に名字ではない屋号の表札がかけられているのです。それはずいぶん大きいものです。それぞれユニ-クな屋号がつけられていて感心しました。





 街道を走っている時、ふと思い出したことがあります。私の家族と懇意にしていた中学校の先生が、この地域に住んでおられたことに気づきました。親世代のお年の先生は多分もういらっしゃらないだろうなと考えながら走りました。
 故郷でのサイクリングは、通り抜ける町々で、友や先輩や後輩はこのへんに住んでいたなあと懐かしい顔が思い出されます。今頃みんなどうしているかなあ、元気かなあと考えてしまいました。
 自分が生まれ育った故郷、結婚して離れた故郷、子供が生まれ成長し、それを見届けて父や母は逝き、又子供が結婚し次世代の子が生まれ、人の一生は誰も同じように循環していきます。故郷でのサイクリングは、なじみの風景の中で、人との出会い別れをしみじみと思い起こさせてくれました。

 今日の所要時間は3時間、走行距離は約21キロでした。