「母」(3)
その中で、子供だけは確実に一日一日成長して行きます。そして、自分は老化していきます。とても、母のような母親にはなれそうにもありません。一日に、何回子供に怒鳴るでしょう。そして、叱ることにも疲れます。
自分の子供のときと、今の子供と、どう違うのでしょう。その前に、昔と今の母親の違いを、考えなければならないのでしょう。
いろんな面で乏しかった昔、でも世の中がのんびりとのどかで、何となく精神的にゆったりしていたような感じがあり、現代は、昔から考えたら、何もかもぜいたくで、物質的に恵まれているのに、人々は、あくせくと働き、、時に追われ、ゆったりした気分に浸れない。
そして、サラリーマンの妻ほど、気楽なものはないのに、母と全く違った母親になっている。現代の子供も、自分の子供のときと同じように、慈愛に満ちあふれた母親を求めているに違いない。
まだまだ先は長い。子供たちの求める母親に、一歩でも近づけるよう、努力を惜しんではならないと、自分に言い聞かせている昨今です。
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