天高く馬肥ゆる秋、食欲の秋、スポーツの秋、勉学の秋、紅葉の秋、心深くなる秋、日本の秋は私たち人間にとっても、自然界に生きる命あるものすべてにとって過ごしやすく素晴らしい季節です。今年はコロナ禍で、世の中は大変なことになっていますが、季節は移り変わっていきます。秋の季節の中に身をおくと、日本人であることがつくづく嬉しく幸せを感じます。人を想い、想われ、たくさんの人とのつながりに感謝が湧き上がります。
天高く馬肥ゆる秋、食欲の秋、スポーツの秋、勉学の秋、紅葉の秋、心深くなる秋、日本の秋は私たち人間にとっても、自然界に生きる命あるものすべてにとって過ごしやすく素晴らしい季節です。今年はコロナ禍で、世の中は大変なことになっていますが、季節は移り変わっていきます。秋の季節の中に身をおくと、日本人であることがつくづく嬉しく幸せを感じます。人を想い、想われ、たくさんの人とのつながりに感謝が湧き上がります。
私の大好きな秋となりました。最高の季節です。気温は下がり、朝晩は涼しさを通り過ぎ寒いほどです。GO TO トラベルが始まり、先日の四連休はどこの観光地も賑わいました。コロナ禍で静か過ぎた観光地に、久しぶりに活気が戻りました。テレビで見た京都の観光名所は、大変な人出でした。コロナ感染拡大を心配していますが、GO TO トラベルを利用する人は多いようです。シニアにとって旅に出るのは、もう少し先のように思います。まだまだコロナに油断できません。
秋本番となり、我が家の小さな庭では萩が満開となっています。萩で有名な京都の梨木神社では、毎年萩祭りが催されています。今年はコロナ禍でどうされているのでしょうか、情報を得ていません。京都御苑の東側に隣接する梨の木神社です。私たちは、萩祭りに何度も行っています。見事な萩がたくさんあります。萩祭りには句会も開かれ、その作品が短冊に書かれて萩の木に飾られています。風情があります。そんなことを思い出し、我が家の萩を観賞しています。
今年の運動会は様変わりしているようです。コロナ禍で開催も危ぶまれたようですが、いろんな知恵と工夫で開催されるそうです。小規模校と大規模校では、事情も変わり開催しても内容には差が出ると思います。まず時間の短縮で、午前で終了します。出る競技は子どもたちにとって一つか二つです。地域の人々の参加はありません。省略省略です。密を避けるために、観覧は一家庭につき一人あるいは二人だそうです。孫の運動会を楽しみにしていたおじいさんおばあさんは、残念ながら人数制限で観覧できるかどうかわかりません。生徒数の少ない学校はまとめやすいと思いますが、生徒数が多い学校は交代制にして三ブロックほどに分けねばなりません。本当に大変なことです。住んでいる地域の小学校では、毎年プログラムを配っていましたが今年は配られませんでした。今年は緊急非常事態です。以前は聞こえてきた運動会の練習する声も、今年は聞こえてきません。寂しいかぎりです。
我が家の豆の木が、ジャックと豆の木を連想してしまうほどぐんぐんと大きくなりました。野良部部長(娘)が植えた大豆です。大き目のプランターに植えた大豆です。背がどんどん伸びて1メートルを越えました。大豆がこんなに大きくなるとは知りませんでした。農家の人が植えている大豆は、もう少しこじんまりしたものです。家の近くに広がる大豆畑の景色とはずいぶん違うようです。手のひらよりも大きな葉がたくさんあり、茎が見えないほど茂っています。あまりも背が高くなったのでポアロが支柱を立てました。台風が来た時には、倒れるのではないかと心配しましたが、なんとか倒れずに持ちこたえました。
体だけは立派に育ちましたが、一向に花が咲きません。ひょっとしたら不作で収穫には至らないのかとも思いました。そんな心配をよそに、遅ればせながら小さな花が咲きました。薄ピンク色の小さな花です。
花が咲いたあとなかなかまめにならないと思っていたら、やっとかわいい枝豆となるものが姿を見せました。本当に小さな枝豆です。収穫に至るほどの大きさに育つのかと気をもんでいますが、一日一日と大きくなりつつあります。楽しみです。
人間も鳥も虫も生き物は皆大樹が好きです。大樹は皆から好かれ頼られます。自民党が新しく菅政権のもとでスタートします。政界に古くからある派閥が注目されています。大樹が連想されます。数においても大樹が力を発揮します。何を決めるのも何をするにも数が多い方が有利です。一人では何もできません。政界の面白い構図です。
我が家の東側に実家の藪が隣接しています。樹齢何年ものクスノキ、ムクノキ、エノキがあります。高さは20メートルほどもあります。二階の部屋を書斎にしているので、一日の数時間をそこで過ごします。二階から見る大樹はとても大きく歴史を感じさせます。じっと見ていてもあきることはありません。たくさんの生き物が来たり出たりと、とても賑やかです。高い所にはカラスが巣を作っています。カラスの子育ての頃には、なお一層賑やかになります。カラスの他にもいろんな鳥がきます。ムクドリ、ヒヨドリ、ハト、などがきます。
蝶々もいろんな種類の蝶たちが来ます。虫たちも豊富です。以前ブログに書きましたが、玉虫は貴重な存在です。大樹を見ていると、どんなお天気の時でも、いろんな生き物が集まってくるのがわかります。大雨が降れば、生き物たちは大樹の陰に入り雨宿りです。酷暑が続く時は、大樹の陰でひと休みです。大樹はたくさんの生き物から頼られています。人間が大樹のようになるのはとても難しいことです。いろんな面で力がないと大樹にはなれません。財力、体力、精神力、包容力、忍耐力、思考力、理解力、記憶力、宗教力、いろんな力です。開祖は皆偉大な人たちです。大樹は憧れの存在です。
長年見慣れた景色が今変わろうとしています。三重の家の南側には幹線道路があります。その幹線道路に面して、長年よろず屋を営まれてきたお家があります。奥さんが旅立たれ、続けて娘さんが旅立たれ、お店は閉じられました。ご主人は高齢となられデイサービスに通われる日々となっています。息子さんがおられるので、なにかにつけて頼れる存在です。そのお家の南側には、素晴らしい竹林が広がっていました。竹はすくすく伸びて、20メートルほどの高さになっていました。
先日朝から賑やかな工事の音が聞こえてくるので、驚いてポアロが見にいきました。竹の伐採が始まったのです。次から次へと竹が切られていきます。切られた竹は、機械によってすぐその場で木くずになっていきます。便利な機械があると知り、驚きました。
一日一日と竹が伐採され、竹林の姿が変わっていきます。リビングから見えていた立派な竹が残り少なくなっていきます。それとともに、空が明るくなってきます。空が広がり遠くまで見えてきました。景色の変わり様に心が痛みます。竹林は姿を消すのです。
三十年ほど見慣れてきた景色が変わります。時の流れが身に染みます。立派な竹林が姿を消すのは、時代の流れとはいえ残念でなりません。
家の中には懐かしいものがたくさんあります。その存在さえ忘れていたものを引っ張り出しました。最近デザート作りに燃えているポアロが「アイスクリームを作る器械って無かった?」と言いだしたので、急きょ引っ張り出してきました。買ったこと、アイスクリームを作ったこと、捨ててはいないのでどこかにあることは覚えていました。我が家の江戸時代、東京暮らしをしていた時をそう呼んでいるのですが、買ったのは江戸時代です。子どもたちが小学生の頃です。当時は保谷市(現西東京市)に住んでいました。買い物や子どものレッスンによく通った吉祥寺、馴染みの吉祥寺、懐かしい吉祥寺、大好きな吉祥寺で買ったものです。吉祥寺へは、家族で自転車を飛ばし何度も出かけました。若かりし日々が思い出されます。いくつものデパートがあり、いろんなお店が集まっています。狭い道幅の、昔からある古い商店街は有名です。その一角にあるキャッチフレーズ安売王の店で買いました。アイスクリームメーカー「どんびえ」です。
月日が過ぎるのは早いものです。ブログを始めて早八年半が経ちました。回数は途中休みながらも1900回に近付いています。シニアの歩みはノロノロです。カメのようにてくてくとことこ歩を進めています。それで十分満足しています。
現代はネット社会です。よいことも悪いこともいろんなことが、ネット社会の恩恵を受けています。犯罪にも利用されます。瞬時にしてネットが世界を駆けまわります。最近ポアロが「フランスの小さな村愛好会」のフェイスブックに投稿を始めました。娘が南仏に暮らすようになってから、私たちも何度かフランスへ行っています。日本からフランスへ観光旅行に行く時、まずは有名な観光地を巡ります。それが終わると少し余裕が出てきて、日本人にはあまり知られていないけれど美しいフランスの小さな村に行きたくなります。現地に住む人たちのお勧めがいくつも登場します。私たちは何も知らないまま、娘の案内で、小さな村へ旅をすることができました。三年前には、たくさんの小さな村を訪れました。写真を見るととても懐かしく、美しい村がよみがえってきます。
ポアロが、三年前に訪れた小さな村への旅日記をフェイスブックに投稿すると、すぐにたくさんの人からコメントが入ります。100人ほどの人が、コメントを寄せてくださるのです。本当に驚きます。「フランスの小さな村」のファンがたくさんいることを知ります。名も無き無名の私のブログには、ほとんどコメントが入りません。先日珍しく「おもしろい」というコメントが一件入りました。嬉しくて嬉しくて私は有頂天になりました。ネット社会の一員として、細々ですが参加している私としては大満足です。
以前テレビで大量の魚が天から降ってきたという不思議なニュースを見たことがあります。その時はまだ原因が分からず、ミステリーとして報道していました。自然界の異常気象によるものかどうか、メディアは不思議な現象に大騒動でした。その後の追跡調査についてはまだ知りません。
先日の早朝のことです。起きてリビングの窓を開けると、5メートルほど先の庭に隣接している駐車場の車のそばに白い何かが目に入りました。6~7センチほどの白っぽいものです。動きません。何なのかリビングからはわかりませんが、小動物らしいと思いました。どうやら死んでいるようです。私の苦手とする範囲です。ポアロが起きてきたら確かめてもらおうと待ちました。苦手なことは、人に頼るしかありません。
起きてきたポアロに早速頼みました。「あそこにあるもの、何?」と私は指をさしました。「魚みたいだけど」と言いながら、ポアロはカメラの望遠レンズで見ました。「カエルだ。大きなカエルだ。上向いて死んでる。手も足も伸ばしてる」と言いました。ポアロもそれほど得意ではありません。私よりは少しましな程度です。「申し訳ないけど川へ流して水葬にしてもらえる?」と頼みました。何もできない私はひたすら頼むだけです。恐る恐るこわごわその仕事をこなしてくれました。助かりました。カラスに襲われて絶命し、カラスが運ぶ途中で落としたようです。自然界の弱肉強食の掟を思い知らされました。戸建てに住む住人としては、いいことも悪いこともいろんな珍事件に遭遇することを覚悟しなければなりません。
朝晩は秋の気配を感じる毎日ですが、台風が去ったあともまだ猛暑が続いています。我が家の小さな庭では、初夏に咲き始めたアサガオが今も毎日花を咲かせています。
小さな庭のあちこちにある植木鉢や、グリーンカーテンの役目を果たす地植えのものも毎日花を咲かせています。一つの植木鉢で5~6ケ、グリーンカーテンでは10ケほども花が咲きます。朝6時頃には開花したばかりのアサガオを見ることができます。花弁をピンと開き咲くその姿は凛としています。早朝にぴったりの花です。「今日も一日頑張ろう」という気分になります。咲くアサガオは色とりどりです。白、紫、薄紫、ピンク、赤の花が混ざっています。台風の大雨にも強風にも負けず、倒れずに持ちこたえました。見かけによらず強い花です。芯があります。あと少しでアサガオの季節が終わりますが、それまで楽しませてもらおうと思います。