2020年2月19日水曜日

テレビの力(ぬか床)


 先日テレビを観ていて衝動買いに走ってしまいました。老舗の漬物屋のぬか床です。祖母や母は、毎日ぬか床からいろんな野菜の漬け物を食卓に出してくれていました。子供の時は、それほど食べなかったように思います。結婚して故郷を離れてからは、時々食べたくなりスーパーでぬか漬けを買うようになりました。帰省した時には、母のぬか漬けがとてもおいしく、おふくろの味を実感しました。あちこちを移動した暮らしをしている私たちには、ぬか床を作るなど発想もしませんでした。二ヶ所暮らしとなった今、ぬか床を持つことが可能かもしれないと、今回テレビを観ていて飛びついたわけです。スーパーでもぬか床のための材料が並んでいますが、今までは目にもとめませんでした。
今回飛びついた漬物屋は、和歌山県の、昔ながらの無添加の漬け物を作っている漬物屋です。今まで知らなかった言葉「野菜の捨て漬け」を知りました。ぬか床を作る最初の工程に、野菜の捨て漬けがあります。それが終わったぬか床を売っているので、購入したすぐから、おいしいぬか漬けができるのです。1㎏入りのぬか床が3袋と、調味料として唐辛子、みかんの皮、昆布が入っていました。 




前もってスーパーでぬか床の容器を買っておきました。ぬか床が届き、早速2袋を開封し、キュウリとナスを浸けました、キュウリは一日ほど、ナスは二日ほど漬けました。炊き立ての白ご飯とともにいただきました。懐かしい味です。続けて小かぶ、再びキュウリ、ナスを漬けました。
  



ぬか床を混ぜる時に、ぷんと匂う香りが、ぬか漬け女房(ぬかみそ女房)を、糟糠の妻を連想させます。米ぬか美人という化粧品もあります。ぬかが人間にとって健康食品だということを改めて認識しています。

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