三重から京都へ移動する途中、奈良県天理市へ寄り道をしました。石上神宮(いそのかみ)へ、初めてお参りしました。深い木立の中、大鳥居が迎えてくれます。ポアロが今夢中になって読んでいる「日本の古代史」の影響を受けての参拝です。
歴史、地理に疎い私は、ポアロ先生からの俄か講義を受けました。弥生時代から古墳時代への変わり目の頃です。出雲政権が3世紀ころの寒冷化によって、大和へ移動しました。初期の天皇の時代をつくりました。そのあと応仁以降は九州の政権が、瀬戸内海を東上し仁徳へと続く大古墳時代を成したという説です。その証拠が残っています。石上神宮の摂社となっている出雲建雄神社がそうです。石上神宮拝殿(1081年)と、出雲建雄神社拝殿が国宝、楼門は重要文化財となっています。
国宝拝殿 |
国宝出雲建雄神社 |
石上神宮より古いといわれている出雲建雄神社 |
飛鳥から奈良へと続く日本最古の道といわれる「山の辺の道」の中間地点に石上神宮はあります。この日も山の辺の道を歩いて来られたハイキング姿の人たちが、たくさんおられました。私たちは、まだ一度も挑戦していません。以前父や母、義母、叔父夫婦、叔母たちが元気だった頃に、山の辺の道を歩いていたことを思い出しました。
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