2019年8月30日金曜日

記憶の曖昧さ


 ブログも1646回となり、書くことも以前書いたことの重複になっているのではないかと心細くなっています。書いたような気がすることもあります。歳とともに記憶が曖昧になりつつあるのを感じています。漢字を書く時にも、ここは一本だったかしら、二本だったかしらと曖昧になります。すぐ辞書で確認します。字を書く機会が減っているので、こんなことは日常茶飯事です。
現代社会は、IT社会。最近は子供から大人まで、パソコンやスマホを使っているので字を書く機会は減っています。ITのおかげで、人間の脳が退化していくようです。日本の漢字は難しく、読めても書くのはとても難しいものがあります。日常生活の中で繰り返し書く機会を持たないと、自分のものにするのは不可能かもしれません。手紙を書く機会も減っています。メールが飛び交っています。科学技術の発展と、人間の脳の退化は反比例するように思います。将来に少し不安を覚えます。

2019年8月28日水曜日

私の好きな言葉「大雑把」


 時々人の性格やすることに対して使われる言葉に「大雑把」があります。辞書には「こまかいことや小さなことに気をつかわないようす」とあります。例えばですが、四角い部屋を丸く掃くようなものでしょうか。この言葉には大らかさを感じます。お付き合いにおいても気が楽です。完璧主義の人に対しては、緊張してしまいます。しかし仕事に関しては、大雑把では困ります。少し無責任のようなことに結びつくからです。
 NHKの「チコちゃんに叱られる」では、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と皆が叱られますが、シニアの皆さんは「毎日ボーっとして生きているので、チコちゃんに叱られそうです」の心境だと思います。残る人生を、肩の力を抜いて大雑把に生きていきたいと思っています。

2019年8月27日火曜日

 はまっています「アガサクリスティー・ポワロ」


 ずいぶん前からアガサクリスティーのファンですが、最近再び思い出したように彼女の作品を観ています。最近のテレビでいくつかの作品を観たのがきっかけです。一話を90分×3で、シリーズとして放送されました。私が大好きな、デビッド・スーシェ扮するポワロではないものでした。それをきっかけにして、ポワロ熱が再び燃え上がりました。ネットで調べると、ポワロ作品は70話ありました。以前にほとんどを観ています。





我が家のポアロが、録画を撮りDVDにまとめて保存してくれています。嬉しいことに、一度観たものでも記憶が残っていません。見始めて少しすると、観たような記憶が出てきます。初回は1990年との記録があります。また録画をとったデジタルの再放送は数年前だと思います。しかしストーリーは記憶に残っていません。だから犯人は誰だかわからず話が進みます。「ストーリーを覚えていないのなら、お母さんは何度でも観ることができるね」と、家族に笑われますが、本当にその通りです。 
娘は、タイトルとストーリーもしっかり覚えているそうです。得手は人それぞれですが、記憶力に優れていれば、観る楽しみは一度だけです。私は、何度でも楽しめます。記憶力の悪さに苦笑しながらも、アガサクリスティー作品を何度でも楽しもうと思います。作品に登場する場所も、イギリスだけではないので知らない国や地域の映像も楽しんでいます。

2019年8月23日金曜日

燃えろ青春(高校野球)


 昨日高校野球決勝戦が行われ、熱い夏が終わりました。全国の高校の頂点に立つのはどちらかと、はらはらどきどきの観戦でした。どちらにも勝ってほしいと、矛盾する不思議な気持ちです。ポアロは大阪人なので、やはり地元びいきです。勝ち負けに関係なく、両チームの選手たちの姿には感動し、胸が熱くなります。野球球児たちの燃えろ青春に深く感動します。青春時代に熱く燃えることは、とても素晴らしいことです。どんな分野でも、熱く燃えられる自分の道を見つけてほしいと願います。 





 全国高校野球選手権大会で流れる歌「栄冠は君に輝く」を聞くと、胸が熱くなりぞくぞくします。
 「栄冠は君に輝く」
          雲は湧き 光あふれて
          天高く 純白の球
          今日ぞ飛ぶ
          若人よいざ
          まなじりは歓呼に応え
          いさぎよし
          ほほえむ希望
          ああ栄冠は君に輝く

   

2019年8月20日火曜日

秋の気配


 日本列島お盆休みも終わり平常に戻りました。子どもたちは、夏休みも残すところ二週間です。宿題にラストスパートがかかっていることと思います。今年の猛暑、酷暑、炎暑は、厳しいものでした。子どもの頃の暑さを思い出してみても、これほどの暑さは見当たりません。地球温暖化がどんどん進み、地球が悲鳴を上げているようです。




 セミの大合唱も一日ごとに弱まってきています。昨日は虫の声を聞きました。松阪の家は、一級河川と小さな川に挟まれているのですが、一級河川の堤ではクツワムシのガチャガチャという賑やかな声が聞こえ、小さな川の草むらでは涼やかなコオロギたちの鳴き声です。秋の気配を感じました。庭の隅では萩の花が咲いています。アサガオも残り少なくなってきました。残暑もあと少しは続くと思いますが、確実に夏は遠ざかっていきます。季節の移り変わりに、耳を傾け、心の準備をしようと思います。

2019年8月19日月曜日

涼を求めて(六甲山)


 連日38度の炎暑が続き、シニアの私たちはなるべく外出をしないように心がけていました。例年プチ旅を計画し実行していましたが、今年は暑さに負けてその気も失せていました。お盆休みに突入し帰省ラッシュが始まり、海外へ出かけるたくさんの人達の姿を映す空港からの中継を見て、やっぱりどこかへ行きたくなりました。少しでも涼しいところを探しました。近くでということで六甲山(高さ932m)へ出かけました。以前ドライブで行っていますが、今回は六甲山牧場を目指しました。初めての場所です。 





ハイジが出てきそうな牧草地


 兵庫県神戸市立の六甲山牧場は、昭和25年の開設です。お盆休みに入ったので、子ども連れのファミリーで賑わっています。馬、ヤギ、ヒツジ、ウサギ、モルモット、アヒル、シープドッグなどがいます。牛舎もあります。ヒツジは自由に歩き回っているので、観光客の人気の的です。乗馬体験や動物たちへの餌やり体験もできます。シープドッグショーもあります。レストランや売店、体験教室もいろいろあります。子どもたちが熱心に取り組んでいたのは、ウールクラフトです。牧場で刈り取ったヒツジの毛などを使っての小物作りです。夏休みの自由作品になりそうです。


羊が自由に園内を散歩しています

毛の長い種類のヤギは暑そうです

3人組の羊の散歩です

犬のように小さな馬です


チーズ館という売店

  園内を散策し、レストランで昼食をとり、売店でお土産を買って二時間ほど過ごしました。涼を求めての六甲山へのお出かけでしたが、一番涼しい所では26度ということで気温の差を大きく感じました。帰りは帰省ラッシュを避けて、摂丹街道を走り亀岡まわりで帰りました。今年のお盆休みのプチドライブでした。

2019年8月16日金曜日

京都五山送り火(2019)


 8月15日に台風10号が四国、中国地方に上陸し、京都も暴風圏に入りました。激しい暴風雨となり、翌日の五山送り火が中止になりそうで心配しましたが予定通り行われました。京都に住んで20年、京都にいる時は毎年見に出かけます。去年は、ポアロの友人ご夫妻とばったり会い、旧交を温めました。それから早くも一年が過ぎ、時の過ぎ行く早さに驚いています。シニアになって、その速さはどんどんスピードアップしているのを感じます。
 毎年、家の近くの鴨川から「大文字山」と「妙」を見ます。午後八時の点火です。テレビでも中継をしているので、録画をセットして出かけました。たくさんの人出です。今か今かと点火を待ちます。点火されると、どよめきが起こります。 





祖先の霊が子孫の元に帰るとされるお盆は、日本人の精神文化のもととなっているように思います。お墓参りをして、迎え火と送り火で祖先の霊を敬います。今、自分があるのは、脈々と続いてきている祖先からの絆です。自ずと感謝の気持ちが沸き起こります。京都五山送り火が観光でなく、一人々の心に祖先を想う気持ちが生まれることを願っています。

2019年8月8日木曜日

嬉しいお盆休み


 もうすぐお盆休暇が始まります。長い人だと9日間のお休みです。帰省ラッシュ、Uターンラッシュも起こります。私が通っている語学教室も、一週間の夏休みです。外国人講師は、家族で母国へ里帰りです。特別休暇を取って、二週間の休暇です。フランス在住の娘の話では、多くの人が一ヶ月ほどのサマーバカンスを取るようです。また日本人妻たちは、子供を連れて一ヶ月~二ヶ月ほど日本へ里帰りするようです。時代やお国柄によって、サマーバカンスはいろいろだと教えてもらいます。
 日本のお盆休暇は、里帰りをしてお墓参りをして、親族の絆を深めるという大きな目的があるのだと思っていましたが、時代の移り変わりは起こっているようです。核家族が増えた現在は、自分たち家族だけで海外、国内の旅行に出かける人が増えているように思います。お墓の存在も、薄れてきています。
 ずいぶん前のことになりますが、故郷を離れて何十年もの間、お盆休みとお正月休みの里帰りは楽しいものでした。帰省ラッシュもUターンラッシュもなんのそのです。車のCMで「里帰り!里帰り!」というのがありましたが、その通りの心境でした。子供たちは、おじいちゃんやおばあちゃんに甘え、八人の従妹たちと、遊びまわりました。四人兄弟の私は、全員集合となると、総勢十八人の大所帯です。兄がマイクロバスを借りて、海や川へも出かけました。夏休みの楽しい思い出を、毎年たくさん作ることができました。幸せな時代だったと思っています。子供たちが成長し、メンバーも時とともに少なくなっていきました。旅立つ人を見送るという、悲しく淋しい経験も増えました。父や母がいなくなり、里帰りも消滅してしまいました。今は自分たちが、里帰りする子供たちを迎える立場となりました。遠いフランスにいる娘たちは、毎年帰国するわけにもいきません。私たちにとっては、静かなお盆休みです。テレビの報道を見て、昔のお盆休みを懐かしく思い出しています。

2019年8月7日水曜日

懐かしい愛読書


 先日京都の老舗書店丸善に立ち寄った時のことです。創刊五十周年の記念ブックフェアのコーナーが設けられていました。ふと見ると、懐かしい「かがくのとも」です。子どもたちが字を読めるようになった頃に、毎月プレゼントしていた本です。本といっても数十ページの小冊子です。絵がたくさんあって、子どもたちは興味関心を持って読んでいました。家族の愛読書となっていました。


 
福音館書店から出されていた「かがくのとも」は、月間絵本です。身近な植物から動物、宇宙、数学、身体、衣食住にいたるまで、子どもたちの好奇心の種を育てる科学絵本です。知識や情報より、まずは楽しさやおもしろさを伝えることを大切に作ってきた作品は、50年間で600冊を超えています。9代目編集長の言葉を読みました。

 50年という長きにわたり出版が続いているということは、偉業です。たくさんのファンがいることの証だと思います。創刊五十周年のブックフェアに出会って、遠く過ぎ去った子どもたちの幼かった頃を思い出しました。

2019年8月6日火曜日

続く炎暑


 連日炎暑が続いています。京都では毎日38℃が続き、先日は38.2℃となりました。全国的にたくさんの人が熱中症で救急搬送されています。死者も出ています。高温注意情報や暑さ指数をもとに設定したレベルごとの防災速報も出されています。命をも奪う高温は、危険範囲です。とにかく各自が自分の身を守らねばなりません。いろんな意味で、鈍くなっているシニアの体は心配です。喉が渇く前に水分補給が大切だとの報道です。不急の外出は控え、エアコンをうまく使って温度調節をし、水分補給に気を配り、静かに過ごしています。

台風8号が九州上陸していますが甲子園は快晴、炎暑

開会式途中で給水タイム
今日から高校野球選手権が始まります。選手たちをはじめ、応援の人たち、関係者の皆さん、この炎暑の中での高校野球です。大事に至らないことを願っています。テレビでの高校野球観戦を楽しませてもらいます。

2019年8月5日月曜日

美しい朝顔の花


 朝起きてまず一番に朝顔の花がいくつ咲いているのか数えます。一番多い時で、十輪咲きました。朝の朝顔は、とても元気があります。大輪から小ぶりのものまで、いろいろあります。混色の種を買ったので、咲く花の色もいろいろです。濃い紫から薄い紫、ピンク、水色、赤、など色とりどりです。今日はどんな色が咲くのか楽しみです。







ポアロが植えた場所もいろいろです。鉢植え、地植え、建物の壁面、塀の垣など、あちこちできれいな朝顔の花を見ることができます。真夏に元気に咲く朝顔に、元気をもらい楽しませてもらっています。





2019年8月2日金曜日

田舎の夏


 夏休みに入っても子どもたちの元気な声は聞こえてきません。猛暑、酷暑の中では、子どもからシニアまで、熱中症から身を守らねばなりません。その影響から町は静かです。
 夏休みということで、しばらく三重に滞在している私たちです。そんなに田舎という認識はないのですが、まるで山奥にでもいるかのような錯覚を感じているこの頃です。早朝からセミの大合唱が始まります。カラスの子どもたちが、餌を親に催促する賑やかな声が聞こえます。小さな庭に、いろんな生き物が訪問してくれます。カエルやトカゲ、クモは住人です。
 スズメやセキレイ、多種の蝶々も飛んできます。モグラの訪問もありました。ホタルも飛んできました。先日は珍客がありました。イタチの子どもです。見るからに子どもだと思える、スリムな体です。あまり用心もせずに、小さな庭をあっちへこっちへと動きます。我が家の庭で、イタチに遭遇したのは初めてのことです。ポアロが急いで写真を撮りました。くりくりお目目で、かわいい顔をしています。 




またの訪問があるかもしれないと期待しながら、良い名前を思案中です。都会では経験できない、田舎の夏を楽しんでいます。

2019年8月1日木曜日

隣家に咲く花(大賀ハス)


 連日酷暑が続いています。数日前から隣家の庭の大きな鉢に、ハスが開花しています。大賀ハスです。薄ピンク色の大輪の花です。見とれるほどの美しい花です。
  



大賀ハスは、1951年、千葉県千葉市検見川にある東京大学検見川厚生農場の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花したハスのことだそうです。岡山県岡山市出身の植物学者大賀一郎(1883(明治16年)~1965(昭和40年))が発見したことから、大賀ハスと名付けられたのだそうです。岡山に住んでいた頃、郷土の偉人として大賀一郎のことを知りました。それ以来大賀ハスに関心を持っています。最近では、よく見かけるようになりました。しばらく隣家に咲く大賀ハスを観賞させてもらいましょう。