先日京都の老舗書店丸善に立ち寄った時のことです。創刊五十周年の記念ブックフェアのコーナーが設けられていました。ふと見ると、懐かしい「かがくのとも」です。子どもたちが字を読めるようになった頃に、毎月プレゼントしていた本です。本といっても数十ページの小冊子です。絵がたくさんあって、子どもたちは興味関心を持って読んでいました。家族の愛読書となっていました。
福音館書店から出されていた「かがくのとも」は、月間絵本です。身近な植物から動物、宇宙、数学、身体、衣食住にいたるまで、子どもたちの好奇心の種を育てる科学絵本です。知識や情報より、まずは楽しさやおもしろさを伝えることを大切に作ってきた作品は、50年間で600冊を超えています。9代目編集長の言葉を読みました。
50年という長きにわたり出版が続いているということは、偉業です。たくさんのファンがいることの証だと思います。創刊五十周年のブックフェアに出会って、遠く過ぎ去った子どもたちの幼かった頃を思い出しました。
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