8月15日に台風10号が四国、中国地方に上陸し、京都も暴風圏に入りました。激しい暴風雨となり、翌日の五山送り火が中止になりそうで心配しましたが予定通り行われました。京都に住んで20年、京都にいる時は毎年見に出かけます。去年は、ポアロの友人ご夫妻とばったり会い、旧交を温めました。それから早くも一年が過ぎ、時の過ぎ行く早さに驚いています。シニアになって、その速さはどんどんスピードアップしているのを感じます。
毎年、家の近くの鴨川から「大文字山」と「妙」を見ます。午後八時の点火です。テレビでも中継をしているので、録画をセットして出かけました。たくさんの人出です。今か今かと点火を待ちます。点火されると、どよめきが起こります。
祖先の霊が子孫の元に帰るとされるお盆は、日本人の精神文化のもととなっているように思います。お墓参りをして、迎え火と送り火で祖先の霊を敬います。今、自分があるのは、脈々と続いてきている祖先からの絆です。自ずと感謝の気持ちが沸き起こります。京都五山送り火が観光でなく、一人々の心に祖先を想う気持ちが生まれることを願っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿