お盆休みに入る前に福井へプチ旅のドライブに出かけました。今回の旅の主目的は福井市の北にある丸岡城に行くことです。旅のコースとしてはまず東尋坊によることにしました。私は、45年前にも来ているので二度目の東尋坊です。京都を7時過ぎに出て、ちょうどお昼前に東尋坊へ着き、早速昼食となり、有名な海鮮丼を食べました。
豪快な海の幸がたくさんのっていておいしくて大満足でした。土産物屋が並ぶ海へと続く通りを歩き、東尋坊へ出ました。断崖に日本海の荒波が打ち寄せる景色で知られる東尋坊です。約1キロにわたり豪快な岩壁が広がっています。夏休みということでたくさんの観光客で賑わっています。
ドラマのロケ地として有名ですが、自殺の名所としても知られており、こちらは現地の人達にとっては迷惑なことになっています。遊覧船から東尋坊を眺め、船に乗って良かったと思いました。「初夏のまばゆいばかりに広がる青い空と日本海、秋の頃の日本海に太陽が沈み行く夕景、雪が舞う頃の荒々しい波と吹きつける寒風。どれも東尋坊と日本海の大自然が見せてくれる、四季折々の素晴らしい風景です」とパンフレットに書かれていますが、淋しがりやの私は、たくさんの観光客で賑わう夏にしか来れそうにありません。冬の日本海の厳しさは、太平洋に馴染んできた私にとって近寄りがたい存在です。久しぶりの東尋坊は、兄や姉とともに若い仲間で来た青春時代を懐かしく思い出させてくれました。
東尋坊をあとにして、初めての三国湊町へ寄りました。ここは九頭竜川の河口に当たり、江戸時代は福井藩の外港でにぎわったそうです。この日は三国花火大会があるということで、夜店の準備が始まっていて、通行規制もかかり見物客が場所取りをしていました。三国湊町レトロを観光ガイドブックで知った私達は、旧森田銀行本店を見学しました。海運業を営んでいた森田家が創業した森田銀行の本店です。大正9年に建てられた、県内最古の鉄筋コンクリート建造物です。
江戸時代から明治初期にかけて北前船交易で隆盛を極めた三国湊町です。今も、情緒ある格子戸が連なる町家、豪商の面影が残る商家など、古い町並みの中に歴史や往時のにぎわいを感じ取ることができると、ガイドブックに書かれています。結構いろんな所へ行っている私達ですが、どこの町にも長い歴史があり、時の流れに移り変わる町の姿に感動をおぼえます。時間があればゆっくり散策できるのにと残念でしたが、日帰りプチ旅なので急ぎ足で三国湊レトロを通りました。それでも甘党の私は、江戸時代から続く老舗へ寄り、和菓子を買いました。北前船寄港地三国の郷土銘菓の酒まんじゅうが欲しかったのですが、売り切れでした。そのあと本来の目的地、丸岡城へ向かいました。
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