鉱山で実際に使われていたトロッコに乗り、元鉱山のトンネルを走り、写真もたくさん撮った私達は、次に紀和鉱山資料館へ行きました。二階建ての立派な建物で、学芸員さんが一人おられました。私達以外に来館者はなく、学芸員の方が、親切にいろいろ説明して下さいました。
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鉱山で使われていた本物のトロッコ |
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私たちが乘ったトロッコの本物のようです |
紀和鉱山の歴史は非常に古く、1200年以上も昔から採掘が始まり1978年(昭和53年)の閉山まで、金・銀・銅を採掘した国内第6位または第7位の鉱山です。使われた機械や工具が展示されており、鉱山で働く人々の暮らしや町の様子もよくわかる古い写真がありました。
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長い歴史が書かれています |
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当時の鉱山の様子が再現されています |
大判・小判もありました。いろんな鉱石も展示されていて、その中のホタル石は、暗い所で見るとホタルがたくさんいるような錯覚を感じる珍しいものでした。イルカボーイズと書かれた外国人の集合写真があったので、説明を読むと、第二次世界大戦の昭和19年に、捕虜となった英国人300人が、鉱山のある入鹿(イルカ)地区で、労働の担い手となり働いたというものでした。この地で亡くなり母国へ帰れなかった人もいて、資料館の近くには外人墓地がありました。山の斜面には、選鉱場跡もあり、遠くからでも目を引く大きな高い立派なものでした。
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記念館から南側に斜面を利用した選鉱場が見えます |
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選鉱場跡、当時は屋根が懸かっていたそうです |
資料館を出てすぐのところに、鉱山乃(やまの)足湯が設けられていて、ポアロと娘は足をつけました。どんな温度の温泉が出ているのか興味をもった私は、温泉が出ているところで湯にさわってみました。ちょうど良い、気持ちの良い温度でした。
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単純アルカリ泉でした |
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