2016年7月13日水曜日

初めて聞く言葉(イチカラ)

 想像もつかない言葉を知りました。イチカラとは、一人カラオケとのことです。カラオケが大ブームになって久しいですが、イチカラという言葉は聞いたことがありません。カラオケはKARAOKEとなって、世界へ羽ばたいていき、世界共通語となりました。外国の人も、日本のKARAOKEについてよく知っています。私は、一人でピアノを弾きながら歌うことがありますが、これはイチカラとはいいません。スイッチポンで伴奏の音楽が流れ、その伴奏で歌うのがカラオケです。カラオケ喫茶やカラオケボックスなど、日本中にたくさんできました。以前、歌の好きなカラオケの好きな友人に誘われて、カラオケ喫茶へ数回行きましたが、場違いの所へ来たようで、赤面しました。音楽の道を歩んできた私ですが、歌を歌うことも大好きですが、カラオケはずいぶん勝手が違いました。カラオケ喫茶の中には、ステージがあり、歌いたい人は前へ出て歌います。店内のお客さんは、歌声に耳をかたむけ、盛大な拍手を送ります。友人は、カラオケが大好きというだけあって、とても上手で声量もあります。店内のお客さんの注目を一身に集め、気持ちよさそうに、自己陶酔しているかのようです。私は、そういうのが苦手ですが、それでもおつきあいだと思って一曲歌いました。緊張して声も出ず、冷や汗をかきながら何とか歌いました。そんな私が、おつきあいでカラオケ喫茶へ数回行ったのでした。
 七歳年上の兄は、一人カラオケが大好きです。自宅の離れにカラオケルームを作り、一人でカラオケに没頭しています。三人の子供達が成人し独立した後は、一段とエスカレートしているようです。歌を歌うことは、回想につながります。歌とともに思い出がよみがえり、感情が素直に表出します。歌を歌いながら涙が滲むこともあると思います。その点、一人カラオケは誰にも遠慮はいりません。泣きたいときは泣けばよいのです。兄のその趣味は、早二十五年以上経っています。

 一人カラオケ、イチカラという面白い言葉を知りました。恥ずかしながら、久しぶりに家族でカラオケボックスへ行ってみようかと思います。

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