子供達にとって楽しい夏休みが始まりました。40日間という長い夏休みですが、娘達が小さかった頃のことを思い出すと、一日が一週間が結構早く過ぎたように思います。我が家の夏休みは、恒例として家族旅行と実家への里帰りでした。車のCMで「里帰り里帰り」というほのぼのとした映像がテレビで流れていましたが、まさにその通りの里帰りでした。実家から遠く離れて暮らす人達にとっては、年に一度の嬉しい里帰りだと思います。
フランス在住14年になる娘は、もうすぐパートナーと共に里帰りします。フランスではバカンスが2ヶ月近くあります。日本から遠く離れて暮らす人達は、夏休みに里帰りする人が多いようです。娘達は1ヶ月ほど日本に滞在しますが、その中身はとても忙しく、東北へのボランティアに旅行も組み込み、パワフルに行動します。
娘達がフランスを飛び立つ直前になって、迷惑なニュースが飛び込んできました。エールフランスがストを起こしました。フランスでは、ストは日常茶飯です。しかし年に一度の日本への里帰りをしようとしている者にとっては、大変なことです。予定していた通りの行動がとれなくなりました。南仏のモンペリエからエールフランスでパリへと考えていたのが、さあ大変。朝早くTGVでパリへ行き、日本への飛行機が飛ぶのか飛ばないのか確認し、飛ばないとわかれば他の飛行機を考えなければなりません。日本では考えられないことです。日本ではほとんどのことが、信用信頼で成り立っています。フランスでは、労働者のストで非常に多くの人が多大な迷惑を被ります。世界中に不穏な動きがある昨今です。長時間飛行機に乗って、日本とフランスを行き来する娘を、いつもながら心配し、唯々無事を祈っている私ですが、今回は尚一層心配しなければならない事態となってきています。