2016年5月18日水曜日

「私のポケット」


私はいくつものポケットを持っている
時と場合によって手をつっこむポケットは違う

嬉しい時
楽しい時
ポケットからは
歌のともだちがたくさん登場する

みんなで手をつないで
みんなで輪になって
歌いながら踊ります

悲しい時も
つらい時も
ポケットからは
歌のともだちがたくさん登場する

「人生楽ありゃ苦もあるさ
 涙の後には虹も出る
 歩いてゆくんだしっかりと
 自分の道をふみしめて」

「見上げてごらん 夜の星を
 小さな星の 小さな光りが
 ささやかな幸せを うたってる

 見上げてごらん 夜の星を
 ぼくらのように 名もない星が
 ささやかな幸せを 祈ってる」

「母がまだ若い頃 僕の手をひいて
 この坂を登る度 いつもため息をついた
 ため息つけば それで済む
 後だけは 見ちゃだめと
 笑ってた白い手は とてもやわらかだった

 運がいいとか悪いとか
 人は時々口にするけど
 そうゆうことって確かにあると
 あなたをみててそう思う
 
 忍ぶ不忍 無縁坂
 かみしめる様な
 ささやかな 僕の母の人生」

 ポケットから飛び出た歌のともだちは
 私の肩に優しく手をおいて
 一緒に歌をうたいます


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